今流行の『蜜蝋エコラップ』去年の誕生日プレゼントにもらって以来、『蜜蝋エコラップ』の便利さにハマってもっと欲しくなったが、買うと結構高い。
それなら自分で作ってしまえと、節約のため自分で作って見事に失敗しました( ꒪⌓꒪) しかも、どーでもいい古着とかで軽い気持ちで作ってしまった。大量の蜜蝋を入れたのにも関わらず、全くくっつかないのであーる。くっつきが悪い。
原因追及のためいろいろ試した結果、蜜蝋ラップは軽い気持ちで作ったらいかん。ちゃんと布選びから厳選しないといけないことに今更気づいたので色々研究した結果を報告します。
注意点は、生地が薄すぎるとちょっとムラになる。しかし、厚い生地だと確実に失敗する。間違いなく失敗したくない人は『オーガニックコットン』がいいらしいよ。それでも結構くっつきが悪いので『ホホバオイル』を加えたほうがいいかな。。意外とミツロウだけでくっつきを良くさせるのは難しいらしい。
実験1.古着を使って『ビーエコ蜜蝋ラップ』を自作。
まずは、その辺の古着をハサミで切る。今回は袖の部分をカットしてみたよ。ちなみに使う布の素材は様々だったが『ビーエコ蜜蝋ラップ』は生地の素材選びがかなり大事で厚すぎる生地だとうまくいかないので注意。
ちなみに、古着の中で結構うまくいった生地は、黄色いシャツの薄いペラペラな『つるつる』の『ポリエステル50%レーヨン50%』の生地のやつが結構いい感じにできた(それでもちょっとくっつきが弱い気がするが。)
茶色のチェック柄のやつは、綿素材で薄い生地だからイケる!と思ったのに、薄すぎたのか?張り付き力が弱く、完全失敗。
1.『ミツロウ』をのっける。で、四角に切った古着の布の上に『蜜蝋』という蜂からとれた天然のワックスを上にまんべんなくまぶす。この作業は結構ムズカシイ。多すぎず、少なすぎず絶妙な量とというのが何回やっても分からない。
足りなければ、後からおい足しことできるよ。
アイロン台にロウがこぼれたり染み込むと悲惨なことになるので、厚めの新聞紙引いて、その上からクッキングシートを重ねアイロン台が汚れないように重装備。
ちなみにビーワックスと呼ばれる『蜜蝋(みつろう)』ってこんなんだよ。今回『蜜蝋(みつろう)』人生で初めて買って、初めて触ったのだが『こんなものが世の中に存在するのか?』という謎の感動。これがあの小さな蜂が作り出すとは感動である。自然の力って神秘的だなぁ。ミツバチが巣を構成する時に分泌液に花粉が混じり合うとこんな『ロウ』ができるらしいよ。
『蜜蝋』ってブロックのものも売ってるんだけど、荒削りしたもの方が便利だよ。
ミツロウを乗っけた布の上にクッキングシートを敷いて、その上からスイスイアイロンをしていく。ジューと溶かすようにミツロウを押し付けていくように伸ばしていく。
『ミツロウ』が溶けるとこんな感じになる。面白い。
3.冷ますで、ミツロウを溶かし終わったら、クッキングシートから取り出して『ビーエコラップ』が完成!すぐに乾くけと、熱をとってちょっとだけ乾かしておく。
『ビーエコ蜜蝋ラップ』完成!じゃーん!古着のワイシャツで作った『ビーエコ蜜蝋ラップ』今回古着で作った感想は、
黄色ワイシャツ(ポリエステル50%レーヨン50%:写真一番左)と、緑のチェック(綿の薄めの生地:真ん中)は結構成功だが、薄手の茶色のチェックのシャツ(一番右)は完全に大失敗。『粘着力』が全くない。同じ量のミツロウを使いまくったのに。。ということで、生地選びは大切なことを身にしみて学ぶ。
エコ蜜蝋ラップの使い方は?
で、作った『ビーエコ蜜蝋ラップ』を成功したものも失敗したものも含めて、無理やり使ってみる。冷蔵庫で袋の中で眠っていた『さやえんどう』たちを入れてみた。うん。もっと『さやえんどう』たちがすやすやと眠れている感じがする。(←勝手な妄想。)
モッツァレラチーズもこの通り包んでみる。この『ビー蜜蝋エコラップ』は適度に空気を通してくれる為、普通のサランラップよりも食材を長く保存してくれるらしいのだ。粘着性があるので、野菜や果物、おにぎり、サンドイッチ、チーズとかにもフィットするし、器のフタとしても使える。
蜜蝋ラップのデメリット:熱いお湯&電子レンジは使えない。
『ビーエコ蜜蝋ラップ』の不便なところは、熱いお湯で洗うミツロウが溶けてしまうので、使い終わったら水であたらって繰り返し使う。厚めの生地だと『蜜蝋』がうまく溶け込んでくれず、水が弾かなくてゴワゴワしちゃったり、逆に薄すぎる生地だと、繰り返し使うと粘着率が悪くなった。
ネットでは洗剤使えないと言われているが、今んとこゴシゴシ水で洗剤つけて洗ってもコーディング剥がれることなく、1年くらいヘビーユーザーで何の問題もなく使えている。
結論:蜜蝋ラップは『オーガニック生地』で作れ。
こちらが成功した『綿の薄手の生地』で作った蜜蝋ラップだ。ちゃんとミツロウでコーティングされているので、洗っても防水だ。でも、やっぱり市販のプロが作った『蜜蝋ラップ』のほうが使いやすいんだよな。市販の方が薄手の生地で、粘着力もある。
最初は手本となる『蜜蝋ラップ』を買ってみるのがいいと思う。
ぶっちゃけ、自分で作った蜜蝋ラップと市販の蜜蝋ラップと比べると、全然使い心地がちがう。繰り返し洗っても、ひっつきがあるというか。使いやすいというか。なので最初は、ちゃんと成功の手本を知るために『市販のエコラップ』買ってみて、どんな感じが成功なのかを試してから自作してもいいと思う。
『ビーエコ蜜蝋ラップ』はなくても困らないが、1度使ったら最後、ないと困るものになってしまうのだ。言うなれば80年台の時に登場した『携帯』みたいなもん。アメリカのサランラップの歯切れの悪さと薄さに嫌気をさし、その上ソースとか染み付いたラップをそのままゴミ箱に捨てると夏は臭いんでな。不純な動機で一回『エコラップ』を使ったら衝撃が走るよ。
一度は市販の『蜜蝋ラップ』で良さを体感するべし!!