最近、どんどん『オフィス出勤命令』が出始めているらしい。
特に私の周りでは『ついにリモート終了だわー。転職しよっかなぁ。』という声がちらほら聞こえてくる。
そして最近、ポートランド市が『リモートワークをやめてほしい。』と密かに会社に頼み込んでいるという話を聞いた。今日はその真相を探ってみようと思う。
『ダウンタウンに人が戻ってきて欲しい!!』ポートランド市長
ポートランド市長は『以前のようなダウンタウンに戻ってほしい』と必死だ。
しかし、市も安全確保を考えたり色々やっているがうまくいっていないのが現状で、逆に郊外の方が賑わっていたりする。郊外の方が賑わってしまえば、わざわざダウンタウンに行く人も減ってしまうという悪循環に陥っている。
どんなにダウンタウンを綺麗にしても警察を配置しても、人影がないのであればどう考えても治安が荒れていくよなぁ。。
ポートランド『2023年オフィス空室率』が最高潮に。
なかなか人が戻らない現状が続き、ついにはポートランド市内のオフィスの空席率は2023年に最高水準になってしまった。
不動産会社の報告書によると、ポートランド中心部のオフィス空室率は全米の中でも最も高いと発表し、ポートランド市内は今だに完全回復できていない。
去年からポートランド市内で通行人2人が無差別に刺される事件が後をたたない。(↑現地ニュース)
2024年のいまも完全にダウンタウンに戻ったとは言えないのが実状だ。
『ダウンタウン行くらいなら辞める!』住民たち。
ポートランドの治安が良くなるのは、『市内で働く従業員が戻ってくるか』にかかっているいう。
そのため市では、まずは市内勤務の役所関係の人からリモートが廃止されていっているようだ。実際に、私の役所関係に勤める友人たちも『リモート廃止命令』がじわじわ出始めている。
完全リモートではないが週2から週3への出勤を従業員の顔色をうかがいながら、徐々に増やす姑息な作戦をやっているそうだが、社員たちは反発をしていて、辞職する人や銃を携帯する人も増えていると聞いて『なんかさらに悪循環な気が。。。』という気持ちにもなってきた。
『戻りたくない市民 vs 戻らせたい市』どっちが勝つのか?
はっきり言って、住民たちは用事がない限り『治安の悪いダウンタウンには行きたくない』と思っている人が多い。会社命令とはいえ、危険を感じながらダウンタウンに勤務するのだったら辞めるという人が多くいる。
リモート廃止してダウンタウン勤務の人たちを増やすというのは、かなり切羽詰まったやり方だなぁと思うし、それだけで本当に前のような感じに戻るのか??というのは謎であるし、見ものである。これから、どうなるのか。。ポートランド。