こんちは。突然ですが、最近は暇すぎて『アメリカ人の会話の盗み聞き』が日課になりつつあります。(←爆弾発言)
ちゅーのもアメリカ人住人が、でっけー声でリビングで仕事の会議やらをしているので嫌でも耳に入ってくるのでござります。『おい、そこのアメリカ人っ!大事な仕事のミーティングは自分の部屋でやれや。』と言いながら、アメリカ人の働きかたってすげーなーおい。と興味津々できいてたりもしている近頃です。( ఠ‿ఠ )
で、超最近の話なのですが、アメリカ住人がなんとズームで勤める会社の面接官をしていたので『すげーーーー!』と思いながら盗み聞きしているうちに、最終的には、自分でも盗み聞きしているのを忘れて、普通に『あれからの面接は、最終的にどうなったのか?』と逆インタビューしていて、住人も普通に面接結果を教えてくれたので、公開しちゃいます。
未だに、住人は、私がなんでもネタにするハイエナ系ブロガーだということをしりません。(´▽`) '`,、'`,、
今回、かなり癖の強い『最終面接者』はこちらでござい。
今回、200名の応募者の中から選び抜かれた8名のオンライン面接(ZOOM)で行われたのだ。で、実際に、面接官の人たちは4名、応募者1人という感じで面接。その日だけは、仕事をしないシェアメイトもリビングでしっかり面接官になっていた。
で、結局、上の人が3人が最終的に残っていた。みると癖が強いが、グラフィックデザイナー歴3年以上はあって、ポートフォリオも評判が良かったバリバリの人たちのようだ。
ちなみに、今回、住人の務める会社で7年ぶりにグラフィックデザイナーのポジションがあいたので、募集を欠けたところ、申し込みが殺到して、上司が慌てて締め切ったという経緯らしいよ。
スーツ姿は誰もいない。『全員ワイシャツの格好』
で、早速、ちょっっと面接画面を覗いてみると、面接官も面接者もスーツを着ていない。。女性も男性もカジュアルフォーマル的な感じで、ワイシャツを着ていた。オンライン面接だからなのか、、そして、下は見えないから、みんなパジャマかも知れん。疑問と妄想が止まらなくなったので、面接官の住人に聞いてみる。
ということで、アメリカの面接で、日本のようにスーツをバシッと来てくると結構場違いな感じなるらしい。クワバラ。クワバラ。よかった。早めに知っておいて。。これからアメリカの企業に面接に行く機会があるときは、ワイシャツで、こっそりスーツの上着はバックに忍ばせていくことにしよう。(←今だに信じがたい。社畜気質が抜けない)
ちなみに、今回、オンライン面接と直接会社に行く最終面接があったそうだが、面接官も含め、スーツ姿は誰一人いなかったらぴいよ(みんなワイシャツにカジュアルフォーマル)。オンライン面接だけに限らず、直接面接でもスーツ上着がいらんのだ。
ユーモアが評価!!『楽しそうで人間らしい人が評価される』
アメリカでも日本と同じ面接の緊張した重い空気感は一緒だったが、そんな中で、出だしから盛り上がって、好印象を獲得した最初の掴みがバッチリの男がいた。その男は、個性系オタク男子で現在会社員として働いていて、住人の務める会社のイメージカラーを連想させるネクタイをわざわざ選んで、面接に挑んだのだ。
私は見れなかったが、面接官がそれをみた瞬間、みんな大笑いで『あんた最高だ!センスあるな!どんなにうちの会社が好きなのかもうわかったよ!』と絶賛されていた。すげえ。ちなみに彼は、他の候補者に比べてスキルは低めだったらしいが、最終面接まで残ったのだy( º◊º)y
やっぱり、面接もアメリカらしいなと思いきや、衝撃的だったのはなんと、面接が終わった直後の面接官同士の痴話を聞いていると、彼のユニークさが爆発的にウケた後だったからかもしれないが、ユニークな彼の後に面接した真面目な面接者たちは『彼は出来すぎていて、僕たちを怠け者に見せるかも。(←怠けることしか考えていない。ワロタ。)』とか『彼女はできるけどロボットみたいで人生楽しくなさそうね。』とか『彼はかなり真面目すぎる』とかでネガティブ評価をもらっていて、ユニーク男の後の面接者は全員落とされていた。つえーすぎるというか、面接官なのに、ユニーク男に影響されすぎてワロタ。
年齢が高い&転職回数は気にされない『若い人の方が懸念されていた』
そして、面接が進むにつれてわかったことがある。日本だと、採用するときに高めの年齢や転職回数が多い人は不利になりがちと言われるが、アメリカだと全く逆の現象が起こっていて、アメリカは逆に若めだとスキル&経験不足があって、ちょっと懸念されるようだった。
注意:アメリカでは面接で年齢などのプライベートなことを聞いたりする行為は違法だが、どうしても経験不足の人は若い人が多く、若い人が不利状況が実際あるらしい。
実際、今回の面接官の中でも、ポートフォリオがすごい良いと評判の候補者がいたんだが、その子の歳がちょっと若く、業界の経験不足を指摘されていた。また、転職回数は、誰も聞かずにいたので、面接官の住人に聞いたところ『転職回数』はそんなに気にしていなくて、最も気にするところは『スキル』と『業界の経験年数』で、『転職回数』はどうでもいいそうな。
できても早口はだめ!!『コミュニケーションの能力はかなり重視!』
また、すごいスキルがあって、受け答えもバッチリで頭が良さそうな女の人がいたんだが、その人はただ早口というだけで、コミュニケーション能力を疑われていた。チームとうまく溶け込めるコミュニケーション能力もアメリカの面接では、かなり重要視されるんだなと思った。
非常識!?イヤフォンを面接の時にしてきた人の評価が分かれる。
最終面接の直接面談で『イヤポット(小さなイヤホン)』を耳につけたまま、面接に来た強者もいるそうな。見かねた面接官が『耳のイヤフォンとってね。』と言ったら、『あ、とるの忘れてた』と言ったそうな。つ、強すぎる。他の参加者は手が震えたり、緊張感が伝わってきてたのだが、面接官の住人が見たところ彼女だけはひょうひょうとしていたそうな。ある意味見習いたい。
で、そんな彼女の評価は、意見が真っ二つに別れたそうで、うちの面接官住人からすると『ありえない!面接を舐めすぎている!!』と言っていたが、住人の上司は『まーそうかもしれないけど、彼女は実力がある。スキルも経験も一番だった。』ということで上司は彼女を取りたがったそうな。
結局採用されていたのは、、『スキル経験よりコミュニケーションがある無難な人だった!!!』
で、結論的に採用された人は、スキルも経験もコミュニケーションもバランスがいい、ある一番、特に目立たなかったが無難な人が採用されていた。つまりは、みんなから好かれるような癖がないそつがないひとであーる。
というのも、面接の選び方は、多数決というポイント制だったらしく、最終面接者の3人に対して、面接官がそれぞれ1番よかった人(ポイントが一番高い)、2番目によかった人、3番目によかった人を決めていって、一番多い点数をもらった人が、採用となる仕組みだった。その結果、全ての面接官から2位というポイントを貰らった、好かれず、嫌われずいつも2番手の地味なポジションの男が採用されたというわけだ。
ちなみに、上司はスキルがあるイヤフォン早口の女の人押しで、他の面接官2人は、面白い服装をしてきたユニークな男のファンになったらしく一番すげー押していた。
聞いた話によると、ユニークな男と無難な男の接戦になっていて、0.5ポイント差で、ユニーク男が負けたそうな。負けたのは上司が多ユニーク男を評価をせずに3位という低評価をつけたからそれがポイントに響いてしまったのだろう。とユニーク男押しの住人は悔しそうに言っていた。私もユニーク男を実は応援していた。
やっぱりさ、アメリカの面接は、日本の面接とちがうよなあ。。と今更実感したわけでアール。これもコロナだからこそ、面接の裏舞台?を見れて、今後アメリカの企業にお世話になる時には参考にしたいと思う。