どこでどのようにどんな仕事を毎日して、いかに生きて、どんな風に成長したいのか?自分に今の仕事は合っているのだろうか?この先今の努力は実るのか?どのくらい今の仕事を続けていくのか?
「仕事は楽しいかね?」
といきなり気の良さそうなおっさんに空港で話しかけられて、「もちろん!」と答えられるか? それとも「はぁ? 仕事なんて楽しいわけねーだろ?」と答えるか?
実際の憧れの『アメリカ生活』の日常は?
特にアメリカで働く場合には、ビザの問題があったり、ビザの問題があるから給与も足元を見られた金額しかもらえなかったり、日本で働くみたいにしっかりした体制が出来ていなかったりすることもあれば、悠悠自適にフレキシブルに働きながら、皆から能力を認められ、好きな仕事をして十分な生活の糧を得て幸せで充実した生活を送っている人もいる。
そしてアメリカで叶えたい夢を追いかけ、バイトに励みながら日々邁進するチャレンジャー達。アメリカでの留学生生活も終わり、現地で就職をしたいと願う人々。
良くも悪くも日本人の私達には、『あめりか』という国に対する、なんだかかっこよくてすごい国!という固定観念がものすごいパワーを持っているような気がする。
過去の自分思い出す『アメリカに憧れる』女の子たち
先日、20歳前後と見られるアメリカ滞在歴数か月の若い日本人の女の子たちが、私がアメリカ人と結婚していることを知り、
と瞳を輝かせているのを見て、
と心の中ではにかんだ。とは言う私も彼女達と同じくらいの年の頃は、『何としてもアメリカに住みたい! アメリカ人になりたい! アメリカ人の男と結婚するっ! と決意を固く、日本なんてダサいっ!』と鼻息を荒くしていた。
実際に『憧れのアメリカ生活』を手に入れてからの現実。どう生きていくか?
実際アメリカ人の男と結婚し、ひとまずアメリカに居られるようになったが、別に実際にそうなってみれば、拍子抜けするほどにこれはなんらすごいことでも何でもないのだ。アメリカという国に滞在し続けることは別にかっこいいことでも何でもなく、大切なのはここで何をして、どんな風に生きていくか。
そしてどんな風に生きていくか、これを考えていく上でどんな仕事をするかというテーマは外せない。
アメリカで働くことを決めて現地で生活してみると、選択肢や考えることが多すぎて、とにかく悩む。悩みながらもなんとかアメリカでやっていこうとしている人は皆キラキラして、かっこいい。
30過ぎると性格がきつくなる?アメリカで仕事して違いに葛藤する日々。
最近私は仕事の仕方について軽いブレイクスルーを迎えた。友人から先日、『ニナミカ(蜷川美花氏)著 オラオラ女子論』という本を譲り受けた。
その中に、『30過ぎると性格がきつくなる』そして20後半から、『別に全員が仕事が出来るわけじゃない』と気がついた、という記述があり、私は「はっ!!!!!」とした。
まさにっ! そう、自分がやっているのだから他の人も当然同じレベルで仕事をしてくれると期待するのがイライラの元だったのだ!(ありえないことだらけのアメリカについては前回も書かせていただいた)
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30前後の方はきっと共感してくれるであろうこの名言。このくらいの年代は自分の仕事上の立場も変わってきて、色々戸惑ったりするだろう。その時はニナミカのこの言葉を是非思い出してほしいと思う。
皆が同じ程度のプロフェッショナル意識や能力、アティチュードを持っている訳ではないということを。
その意味ではアメリカは各個人の能力、意識、態度の差が日本人だけの社会よりもはるかに激しいのでマジやってらんねーレベルで疲れる。
アメリカ生活での『ありえねー』の価値観の違いを受け入れるか?
そんな「ありえねー」を楽しめるか、やっぱり「ありえねー」のか、「ありえねー(怒)」と言いながらも頑張っちゃうのか、それ次第でアメリカでの生活とキャリアの命運は決まるのではないだろうか。商品やサービスの高クオリティを日本社会全体で維持しようとする『あんしん品質』と対象的に、アメリカ社会は、まったくいつ何時も安心できないからこそ、たまにすごいサービスや商品に巡り合うとすこい嬉しい品質なのだ。
無理にアメリカにしがみつこうとするよりも、日本で仕事をしたほうがよっぽどいいこともある。日本にひとまず帰国して仕事をすることに決めて、今度はまた違う国に駐在することになるケースもある。(日本にいるのが嫌なら)
いや、私はアメリカ人と結婚したいんです、アメリカに住みたいのですという人もアメリカ人の男とは東京でも出会える。(今は地方でも?)むしろ日本で就職してよかったぁ、なんてケースも良くある。(外資とか)
アメリカ大学卒業ラッシュ、OPTをゲットした若い人たちの何かの参考になれば幸いです。最終的にはなるようになる、落ち着くところに落ち着くし、正解なんてない。やれるだけやって、あとは流れに身を任せる。