アメリカ

アメリカは住みやすい !? 渡米3年目で感じる移住の『メリット』と『デメリット』

8月 15, 2016

気がついたら、先日アメリカに来てから3年が経っていた。毎年アメリカに引っ越してきた日にその年のことを振り返るのだが、今年は「とりあえず3年は様子を見て考えよう」と思った節目の年でもあるので、アメリカ生活で色々と思うところを振り返ってみたいと思う。

結論からいうと、アメリカに来たことは今までの人生の中で最良の選択の一つだったと思うし、(将来は何も予想できないが)これからもしばらくはこちらにいることになるかと思う。

今回はアメリカの良いと思っているところとともに、反対に懸念点も挙げてみたい。普段、ネガティブなことや心配事は表に出したくないが、どこに住むにも良いところと悪いところはあるし、正直に両方の点を発信することも時々は必要なのでは、と思う。

アメリカ住むメリットは?

1. 多くのOpportunity(機会)

仕事内でも外でもより多くの機会があるのは、アメリカの最も良いところだと思っている。例えば仕事でも、多くのポジションがあったり、自分の直接関わる仕事以外のプロジェクトに携われたり、多くのボランティアの機会があったりと、様々なネットワークを広げることができる。また、1年半前には異動をして、昔から興味のあった分野に少し近づくことができた。

仕事外でも、大学の授業を聴講したり、ワークショップやイベントに行ったり・・・と、自分の好きなことや情熱を追い求める環境が常にある。自分の好きなことを追い求めること・・・これは一番重要だと個人的に思っている。

2. 人脈

これは#1ともつながっているが、こちらにきて仕事ではチームに恵まれ、仕事外では自分の興味のある分野に関係している方々と実際にお会いする機会があり、新たなネットワークを広げることができた。これからも、もっとネットワークを広げていければいいなと思っている。

3. 天気と雰囲気

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天気は大して影響がないと思っていたが、こちらに来て天気は人のマインドに多大な影響を与えるのでは!?と思い始めた。カリフォルニアはほとんど雨が降らず、とにかくずっと晴れで湿気がない。この天気がなんだか毎日明るい気分にしてくれるし、全体的な雰囲気にも影響を与えている。特に湿気がないのは最高で、気温が高くてもそこまで暑く感じることがない。

また、西海岸は全体的にリラックスした雰囲気がある。これは天気が多いに関係しているのだが、外でランチを食べたり、コーヒーを飲みに行ったり、バレーボールやバスケットボールをしたり、泳いだりしている。

4. 新しい製品やサービス

シリコンバレーにいると、日々様々な新しいサービスが使えたり、周りの人が自分のアイディアをどうビジネスにするかといったようなことを、日常生活の中で聞いたり感じることができる。身の回りのごくありふれた問題点を見つけ、それを改善するアイディアを気軽に議論し、ネットワークを広げ、フィードバックを得られる環境は素晴らしいと思うし、ワクワクする。

アメリカで生活する上でのデメリットは?

1. 銃社会、テロ

テロはアメリカに限ったことではなく、今世界中で起きている。テロのことを毎日気にしていたら仕方がないのだが、銃については正直心配になったことは何度もある。ここ最近は頻繁に銃撃事件がアメリカで起こっていて、あまりに多すぎる事件に落胆と怒りの気持がこみあげている。銃によって何人もの命がなくなっているのに、何も改善の余地が見られない・・・。

ただ、単に恐れているだけでは何もできないし、テロリスト・加害者の思う壺である。ここは最近見た言葉を思い出し、”fearless”にならねばと思う。

”All of us, no matter who we are, no matter where we are, need to be fearless. These times have no room for folks who are cowards, who just want to be comfortable, even as all this murder and mayhem is taking place."

2. 家賃

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よくシリコンバレーの家賃高騰についての記事があるが、これはその通りで、上がる一方である。サンフランシスコにとどまらず、サウスベイでも一年で家賃が14%上がったりして、とにかく驚くばかりだ。場合によっては、一年あるいは数年いると他の場所を探す必要もでてくるし、とても競争率が高いのでアパート探しは一苦労だ。

3. 税金、医療費など

税金、医療費はアメリカはやはり高い。最初アメリカに引っ越してきた時に、税金があまりに多くとられていて、これは何かの間違いかと思い問い合わせたこともあった(笑)。また医療費に関してはもちろんカバーされることも多々あるのだが、一度手違いでとんでもない金額の請求書がきたことがあった。なお、その場で医療費を払ったとしても、後で払い戻しがあったり、逆にその後に追加で払ったり、とシステム自体が日本より分かりづらいと思う。

その国や地域によって色々と思うことはあるが、今もこうやって自分のやりたいことを追求して生活できていることが一番の収穫であるし、大切なことだと思う。自分が5年後や10年後、どこで何をやっているか全く検討がつかないが、これからもベイエリアで生活をするのがとても楽しみだ。

 

シリコンバレー在住・IT企業勤務のライター個人ブログ「My Life In The Bay Area」。こちらも是非、ご覧ください。
アラサー女子のシリコンバレー奮闘記
2013年に仕事(IT系) のために東京からサンフランシスコ・ベイエリアに引っ越してきました。ベイエリアでの経験や日常生活(仕事、文化、生活、言葉など)について発信していきます。

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