こんにちは。前々回『アメリカでルームシェアするための事前チェック』という記事を書いた私ですが、事前に確認しても問題は起こりうるのです。というか今回の件は、「寮」なので、ルームメイトを選ぶことが出来なかったというのもありますが…(中には事前にアンケートを取り自分にあったルームメイトを選ぶことが出来る学校もあります。)
寮のシステムと私なりの解決手段を、キャラがウスターソース並に濃ーーーーーーーいルームメイトとの思い出話をしたいと思います。まず、うちの寮は、ビルではなく、2階建てのおうちがお庭を囲み、各部屋6人が暮らしています。
お部屋の中はリビング、キッチンそして4部屋(2人部屋2つ、1人部屋2つ)という、一軒家みたいな感じで、2人部屋のほうが安いので、もちろん二人部屋をチョイス。
1学期は、カナダ人の女の子と安定したルームシェア生活。
契約期間は1年で、同じ部屋で同じルームメイトと住むルール。と思いきや、秋学期の頃のルームメイトは交換留学生だったので、1学期限定のカナダ人と暮らしていました。その子はちゃらちゃらしていたけれど、お互い常に相手を気遣っていたので、特にルームチェンジを考えたことは無し。
新しい学期が始まり、新しいルームメートが引っ越して来る。
新年が過ぎ、新しい子から残ったルームメイト4人のもとへメールが一通。
ふむふむ。なんとも礼儀正しい感じ。私の部屋に入るとのこと。共に頑張っていこうじゃないか。そして寮に入る数日前、その子から再びメールが。
もともと私とルームメイトたちはあまりリビングをアレンジしていませんでした(全員シンプル イズ ザ・ベスト)が、え、許可も取らずにアレンジ?ま、まあどんなになったのかな~とドキドキ。そして土曜日に寮に入ると。
家具の位置は大幅にかわり、緑のランプがゆらゆらし、壁には彼女(マリエ)の描いた作品がところ狭しと飾ってありました。お部屋に入ると、私のベッドがと机が端に寄せられており、彼女のものが大半を占めている状態…しかもマリファナの匂い…バスルームで吸っているみたいです。とりあえずつかれていたのでその日はすぐに寝ようと布団につきました。zzz
2日目:彼女の彼氏が泊まりにやって来る。床で寝る羽目に。。
次の日、ルームメイトの彼氏が夕方お部屋に来て以来、すっかりくつろいでいて、パンツ一丁でお部屋をうろうろ。そして彼女と同じベッドに入り映画を見て、、、、あれ!!!寝ちゃった!!!???とても気まずい…でも寝ちゃったから何も言えないし、まだ2日目だし、ていうか私の許可無しかYO!って思いながら寝ようとしたものの、
結局朝6時になっても寝られないので、別のルームメイトがその時間起きてきたのを機にその子(マリエ)の部屋の床で寝ることにしました。
3日目:みんなでルールを作る。
そう思ったさっふぉー。解決策として、みんなでリビングのテーブルに座り、ルールを作ることにしました。
マリエと彼氏は承諾し、一件落着…。。と
4日目:マリエと彼氏がベッドの上で裸で真っ最中!
夜9時半に帰宅し、自室のドアを開けると、マリエと彼氏がベッドの上で裸で…えっと…
そう思った時にはもうルームメイトの部屋を鬼ノック!し、入り、精神を落ち着かせようとヒーヒーしていました。どういうことだこれは…ワケガワカラナイ…そんな部屋で私は寝れない…というか吐き気が…結局自室に戻る気力はなく、ルームメイトの部屋で一晩過ごすことにしました。
5日目:マリエに勝負を挑んだ!!
口論が弱い私は圧されてしまいました。
隣のルームメイトの部屋の一人も交換留学生だったので、うちのルームメイトは全部で6人-2人+1人の現時点で5人住んでいて、たしかにそれで丸く収まるかもしれないが、なぜ今まで住んでた私が移動しなくてはならないのだ!
マリエ氏強すぎ。ていうか私弱すぎ。
他のルーメイトも修羅場に参戦。
ルームメイト2人が帰ってきてこの修羅場を見てマリエに一言。
いやそこ私の部屋~~~~!(笑)
寮長、学校側に相談してみることに!
このままだと本当に私の生活に支障が出ると思い行動に移りました。
寮長は学生で、各建物に1人居ます。寮費タダ&一人部屋に住めるかわりに、なにか寮で問題があったらいつでも対応するお仕事!まずは話を聞いてもらい、会議をひらいてほしいと頼みました。
話し合いは早いほうがいいと思ったので、ルームメイト全員の都合の良い時間を聞き、話し合いの時間を設け、その日の夜に話し合うことにしました。しかしここでミスったのは、1)話の筋道を立てていなかった。2)寮長が進行が下手だった。です。
寮長にとって、これが最初の問題。しかも19歳。寮長が最年少。彼が出した結論は、
これはダメだと思い、大人の力を借りることにしました。
寮を管理する大学の職員(CCA)と話し合う
CSAとは、寮に住み、寮を管理する大学の職員のことで、彼は6年間この寮に住んでいるので、こういった類の問題を解決するのは慣れていますが、忙しいので本当に困ったときに頼む感じらしい。寮長と話したが決着がつかないので話し合いをしたいと言うとおっけーとのこと。次の週の月曜日に話すことが決まりました。ここで私がしなければならなかったことが、
ことでした。自分の意見を主張するのが大の苦手な私。ましてはネイティブ相手に勝負するなんて本当にメンタルが崩壊しないかヒヤヒヤ。。
しかーし、これをやっておかないと勝利は見えない。と思い、ルームメイトにアドバイスをもらいながらどんなふうに相手を論破出来るか頑張って考え練習しました。気が弱い人限定の項目です。(笑)
最後の決戦の会議。
まずはCSA(大学職員)に"何が問題なのか"と尋ねられたので、
と、ズバっと主張。するとマリエは、
ご立腹マリエ。とりあえず、CSA(大学職員)は、この状況をひと通り把握してくれたみたいで、
との指示が下されました。
マリエと二人っきりでルールを作ることに。
他のルームメイトたちとCSA(大学職員)はお外に行ってお部屋は2人っきりになると、マリエに、
と言われました。ほう…なんだそれは…わからないことは訪ねよう。
マリエにグーグル翻訳使え!と言われてしまいましたが(照) あとでルームメイトに聞くと、「私のせいで、次々と他のことが起こった。」ということみたいです。
なぁるほど。でもそんなのお構いなしにルールを決め、サインし、会議は終了。CSA(大学職員)は、近いうちに決断を下すね。と言って去って行きました。
「マリエが出て行く」という連絡がくる。
そして次の日の夕方。ルームメイトから「マリエが出て行く」という連絡が。おそらく彼女が出たいと言ったのか、CSAがそういった決断をくだしたか、あるいは双方かちょっときわどいのですが、後日マリエとCSAからも直接聞き、その翌週にはマリエは別の寮の部屋にお引っ越しし現在平穏な日々と暮らしております。。
部屋バトルを振り返ってみて。
寮と言えば、外出届や訪問者の管理がしっかりしているイメージでしたが、やはりアメリカ。特にうちの寮は自由なので、今回の事件が起こり得たのかもしれません。
私も彼女と仲良くなろうと遊びに行ったりしたのですが、マリエ(ちなみに19歳)の彼の趣味(ガラス工芸)を彼氏んちの工房と言う名の車庫(極寒)で2時間見学したり、未成年立入禁止のカジノの周りを散歩したり(寒い)…あまり楽しめませんでした。。寒かったなぁ。。
私がマリエに悪いことしたなと思う点は、すぐに事態に対応しなかったことです。私はいつも事が起こった時は何も考えられず、あとでルームメイトたちに助けを求めた後行動に起こすので、マリエに
というルールを加えられ、謝りました。
余談ですが、私の友達で寮長をやっている子に聞くと、一番多い苦情のケースは、匂いがキツイらしいです。体臭や香水や芳香剤など。マリエも言ったとおり、匂いだけで部屋の移動というのはなかなか難しいらしいです。アメリカだけでなく、海外大に進む人で寮に住もうと思っている場合、一人部屋は高いのでシェアルームなることは大いにありえます。その場合こういったケースに出くわす可能性はゼロとはいえません。そんな時は是非友達、寮長、CSAに相談、そして解決法を考えてもらい、一刻も早く快適ライフを手に入れることをおすすめします。
ちなみに私は来セメから今のルームメイトたちと、アパートに引っ越す予定です(⌒▽⌒)ニコ