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こんにちはローリーです。私が住んでいる街、ポートランドはアメリカの中でも比較的治安が良い街だけど、それでも越してから2年半の間に、いくつか日本で体験したことのない種類の危機(失敗談ともいう)が起こりました。今回は私がアメリカ滞在中で起った危機とその対処法3件をご紹介します。どれも、アメリカに住んでいたら起こりうるので、頭の片隅にでもおいといて損なし(かも)!
その1. トイレが詰まって水が溢れそうになった時の対処法
ある日の、Boo編集長との会話。
Boo編集長:「アメリカで生活をしていく上でスッポンの使い方は覚えとくべきだよ。私、超得意だから(ドヤ顔)。トイレが詰まったらスッポンを便器の中に突っ込んで、ポコッ、ポコッ、ポコッって流れるまでリズムよく押し続けるのだよ。」
ローリー:「へー。」(あんま興味なし)
これがスッポン。(ラバーカップともいう)
その日はドヤ顔の編集長による話にはあまり関心を持たず、聞き流していた。ただ、なぜか彼女の「ポコッ、ポコッ、ポコッ」というフレーズは耳に残っていました。
そして、後日、彼女のそのフレーズのおかげで命拾いをしたのです。
ある日、おしゃれコーヒー屋で勉強をしていた時にトイレに行きたくなり、イケメン店員さんに鍵を借りました。(防犯上、トイレを利用する際には店員さんから逐一鍵を借りる必要のあるお店が多い。番号を聞いてドアのロックを解除するお店もある)
おしゃれコーヒー屋
そしてトイレに入り、用を済ませたら、、、流れない。さらに焦ってしまい、何度もレバーを下すと、水が便器から溢れそうになってきました。ついさっきイケメンから直接、鍵を借りたので、顔バレしていて逃げられない。それ以上に人として最低限の尊厳を守るために流さないといけない。
トイレの周りを見渡すと、スッポンを発見。そこで編集長の「ポコッ、ポコッ、ポコッ」というフレーズを思い出す。何度かポコポコしてみたところ、つまりが解消し、流れてくれました。よかった。
みなさんも、いつそんな危機が訪れてもよいようにこの動画を見て予習しておきましょう。
教訓2:アメリカでトイレに行く可能性がある人は皆、「トイレが詰まったら、ポコッ、ポコッ、ポコッ」というフレーズを覚えておこう
その2. ボロ家で部屋の『ドアノブが壊れて出れなくなった』時の対処法
ここポートランドだと築100年以上の家はあまり珍しくなく、よく見かけます。そんなボロ家に住んでいた時のこと。その家には常にかまって欲しい犬が居ました。その日は電話をするので犬に邪魔されたくなく、普段閉めない部屋のドアを閉じました。犬はウォンウォンとさみしいと主張する声を泣き続けていた。ごめんねボンバー。
常にかまってほしい犬『ボンバー』
そしてドアを閉じた途端、カタンという音が。ドアの向こう側のドアノブが地面に落ちてしまったのです。マジか…嫌な予感がする。嫌な予感は的中し、いくらドアノブをまわしても開かない。鍵が壊れてしまったのです。
ドアを開けたら、ドアノブが下に落ちてなくなっていた。
その部屋は2階で窓は小さく、窓から外に出ることが出来ない。外のドアの鍵は締まっているので誰かにヘルプの連絡をしても、家の中に入れない。しばらく途方に暮れた後、boo編集長に連絡。
ローリー:「どうしようー。鍵を壊して監禁状態になっちゃったよ。明日から旅行に行くのに一生部屋の中だよ!ちびりたくなったらどうしよおおお。」
Boo編集長:「まじか、ついてないね。おちつけ、いまぐぐってみるから。」
と言って、編集長が送ってくれたのがこのページ。そのページを参考にして壊れたドアノブを開けた方法がこちらです(金具が三角形のドアのみ有効)↓↓
用意するもの:名刺をL字型になるように縦と横に折ったものと、プラスチック製カード
方法:名刺をドアの隙間に差し込み金具にひっかけてグイグイと引っ張る。金具が動いて隙間ができたら、すかさずプラスチック製カードを差し込んで金具が再度動かないようにする。そしてドアを開く!
五分ぐらい、かなり強めにグイグイしていたら、空きました。よかった。
教訓1:ボロ家に住んでいたら、部屋の中には名刺とプラスチック製カードを常備しておくように。
その3. カバンが盗まれてしまった時の盗難届の出し方
ライブに行った際に、しばらくカバンを手元から離してしまい、気づいたときには私のカバンは消え去ってしまっていました。人混みの中でカバンを手元から離すのは言語道断です。。。反省しています。
関連記事:『ポートランドで財布&携帯を落として取り戻した話。-『GPS追跡機能』で知らない民家に潜入!!』
財布が盗まれた際にはまずクレジットカードと銀行のカードを止める連絡を行い、その後に必要なのが警察への盗難届。盗難届の出し方についてWEBで調べていたら、なんとオンライン上で届け出&届け出証明(ポリスレポート)のダウンロードが出来ると知りました(地域によって届け出方法は異なります)。その盗難届の提出方法はこちら(ポートランド市内で盗難にあった場合)↓↓
ポートランド警察署のポリスレポート届け出ページから盗されたもの、場所、状況などを記入します。(ほかの地域の場合は所轄警察署の届け出ページから入力)
ポートランド警察署のオンラインレポート登録ページ
全て記入し終わったら、ポリスレポートがダウンロードできます。
ポリスレポート
さすがアメリカ。合理的ですね!
教訓3:人混みではカバンを絶対に手放さない(あたりまえ)
おまけ.アメリカでの運転で警察に止められた時すべきこと
これは体験談では無いけど、運転をするときに絶対に憶えておきたいことです。学校で新入生向けオリエンテーションの手伝いをしている際に講師に呼ばれて、「新入生の日本人が運転をするようなのでこれだけは伝えてほしい」と言われました。
講師:「運転中に警察にとめられたら、絶対に外に出てはいけない。車をわきに停めて手をハンドルに置き、待つこと」
ローリー:「なんで出てはいけないの?」
講師:「警察から撃たれるかもしれないから。撃たれないために車の中で待機しなさい」
ローリー:「まじーーーー!アメリカこえええええ!」
確かに、ニュースで市民が警官に射殺されるというニュースはかなり頻繁に見るけど、自分には関係のないことだと思っていました。しかし、いつ起こってもおかしくないことだと気づきハッ!!!としたのでした。
ポートランドでよく見る、スタバでコーヒー休憩中の警官たち
それでは、運転中に警察官に停められたら、具体的にどうすればよいかはこちら↓↓
1.警官の車のライトがフラッシュしている、もしくはサイレンが聞こえたら、すぐにハザードランプを付けて周りに自分が路肩に停めることを知らせる。
2.一番右側のレーンまで行き、安全なところに停める。ハザードランプを消し、窓を開け、手はハンドルの上に置いて警官が来るのを待つ。車の外には絶対に出ない。明らかにパトカーだとわからない場合は、警官が車まで来て警察証明書を確認してから窓を開ける。
3.警官が車まで来て、彼らに要求されたら、運転免許所、車の登録書と保険証券のコピーを差し出す。あとは質問事項に真摯に答える。くわしくはこちらのサイトを参考
教訓 おまけ:銃社会アメリカにいることは忘れずに。警官に撃たれる可能性もある。