9、10月はポートランドは絶好のカニの季節。タダでカニクイテー。と言いまくっていたら、
ということで、中国人の軽い誘いにのり、軽い気持ちで行ってきやした。この中国系アメリカの友人は、見た目からしての食いしん坊なので、完全に期待。
ちなみに、サーモンがタダで食いたいと言いまくっていた時に、サーモンが無料で取れる場所を知ってるよ!というアメリカ人に騙されてノコノコといった話はこちらになります。
そして、今回は長文なのでオチ?を早めに言っちゃうと、
オレゴンコーストの港町ニューポートの『蟹が釣れる』ホテルに到着!
早速、『蟹が釣れる』ホテルに食いしん坊系中国風アメリカ人と友達とで、ポートランドから車を走らせること3時間、オレゴンコーストにある港町『ニューポートビーチ』という場所に到着。
ポートランドから来る途中、高速ではなく、のんびり海沿いの道を走らせてきたので綺麗な海沿いの景色が広がる広がる。もしかして、今回はまじでカニ取れるかも。という期待も、膨らむ膨らむ。
ホテルに到着したので、そのままチェックインを済ませることに。
受付女が消えたカウンター。だが心配することはない。慌ただしく2人のおねーさんが受付で待っていた。今回は、下のエックスペディアで予約も支払いも済ませてあったので、受付女に名前だけ聞かれたので言うと、白い紙を渡される。
そこに車のナンバーを書け。と言われ、未だに自分の車のナンバーを覚えてない友人たちが慌てふためく。馬鹿だなぁ。と内心思ったが、先ほど受付の時に苗字は?と聞かれて、自分の下の名前を自信満々に言ってた時に、友人たちが同じことを思ったに違いないと思い出して、墓穴を掘るので言うのをやめた。
ちなみに受付ロビーは、なんかいろいろチープなハロウィン風でござった。高いホテルではないので、こんなもん。今回私たちが泊まったホテルは、MAXで3人まで泊まれる部屋で1泊140ドルくらいだった。平日だったら100ドルくらいでいけるようだ。
いよいよ、コテージの部屋に行ってみる!
チェックインを無事に済ませ、部屋に行ってみる。部屋は、ABCDEFGの棟で分けられていて、番号がふられている。他の友達の棟はAで我々の棟はCで結構離れた場所にあったので、チェックインの建物から車でC棟に行く。大体車で2−3分くらい離れている。
C棟についたら、部屋番号がふられている方に向かって歩いて行く。アパートのようだ。
鍵はカード式であーる。2枚渡される。建物もちょっと古めで、不倫カップルがこっそりくるラブホテルって感じで、ドキドキ( ఠ‿ఠ )
ドキドキしてドアを開けたら、すぐに階段があった。しかも急な階段。大人の秘密の花園にようこそって感じである。
重い荷物を持ちながら、その大人の階段を一気に駆け足で上がるとそこには秘密の花園ではなく、可愛らしい海が見えるお部屋が待っていた。
ベットの窓からは一面の海辺の景色。こりゃたまらない。
テレビもついていて、とってもいいお部屋であーる。
ちなみに、ソファーは、ベットにもなっていて友達が寝た。上のベットは友達の抜け殻。枕もシーツ、ブランケットも予備で2枚用紙されていたが、ちょっと朝は冷えるので、用意周到の友達が持っていいった一枚ブランケットはありがたかったようだ。
トイレ、バスルームはこんな感じ。シャンプー、リンス、化粧落とし、タオル、ドライヤーは常備されていたし、清潔感もあったよ。3人一気に朝シャワーを浴びたのにお湯も途切れることなく出たっ!すごい!
お部屋には、ベランダもあーるのだ。そこから海が一面見渡せる。こりゃたまらない。青春時代のカップルにおすすめだ。友達と来るよりもカップルの方がロマンチックかもしれない。
ベランダから友達たちと夢中で喋っていて、気づくと夕方に。港が一面オレンジの夕焼け色に染まる。泊まった部屋は、海に面していいて、光景がこんな感じで見える。
やはり10月は日が暮れるのが早い。5、6時になるとすっかり暗くなる。サンセットも見逃した後も友人と死ぬほどチワ話をしていたら、夜になる。おっといけね。蟹つらなきゃ。カニ。と言うことですっかり夜になってしまったが、早速、宿泊しているホテルからすぐ行ける蟹が釣れるスポットへ、みんなと向かう。夜の海もライトに照らされてロマンテェーク( ´˂˃` )。停泊している船の光も風情がある。冬の海って夏の海よりも好きかも知んないと一瞬思う。クソ寒いが。
死ぬほど滑る急な坂を『夜のクソ寒い海に放り込まれた私』を想像しながら橋をわたる。ツルツル滑る坂とおばあちゃんのように手を借りながら辿り着いたのは、夜なのにもかかわらず釣り人が多くいるこの釣りスポット。
ここで釣りしているたちは、同じホテルに泊まっている宿泊客なのかぁ。と思う。
そして、自分たちが持参したカニの捕獲用のカゴを投げ込む。中には餌の旨そうな生肉が入っている。カニは雑食で肉が大好物なんだそうな。
カニの籠を放り投げた後、2−3時間くらいホテルに一旦戻り、戻ってきてみると、なんと蟹が4匹も!!釣れていたっ!1匹は、規定のサイズよりも小さすぎるので逃すことにしたが、後の3匹は、まるまると太っていて美味しそう。
カニがめっちゃ肉にくっついてる。こんなに近くで蟹が釣れるとは。結構感動。
とれたカニは、かなりの暴れん坊。暴れカニをバケツに入れるのに苦戦する。穏やかなカニと写真を撮りたかったが、不覚にも取れたカニは暴君のためそれどころではない。まー粋がいいということにしよう。
やっと、バケツに納めた暴君のカニ。
釣れた蟹で、夜ご飯『カニヌードル』を作る
早速、釣れた蟹でご飯を作ろう!ということで、ホテルについているキッチンで新鮮なカニをすぐに調理してみんなで食うことに。
鍋にドボンとそのまま釣ってきた暴君カニを投入。暴君カニ、鍋の中でも暴れまくるので、強引にフタで強制収監。
茹で上がったカニ。腹をパカっと割ってみると、何やら卵が。メスのカニだったのだが、雌の蟹は取ったらダメって決まりがあるのに、見分けがつかず、取ってしまった。
と言っていたが、アメリカ人たちはそれを聞いてドン引きしていた。アジアチームはそこまで、あまり気にしないが、環境問題とか倫理も問題には厳しいのだ。釣った我々が100ぱー悪いのだが、アジア人チームとアメリカ人たちの間になんとも言えない壁が見た気がした。
おおお!蟹味噌だー!と騒いでいた日本チームに、
と言われてしまった。日本では蟹味噌を食う文化があるんだけど、、アメリカでは蟹味噌は、雑菌がいるのかわからないけど食べないし腹を壊す恐れがあるやしい。のでアメリカの蟹はアメリカに従え。と言うことで、泣く泣く蟹味噌捨てる。。ああ、悲しき文化。
ちなみにアメリカの友人たちは、脳とかウニとか、タコとかなんかのそういう知的生命体の?知的な部分を食べたくないんだそうな。俺は絶対食べないぞ。と言い張るよそにアジア人チームの友人は、
と言っいて、ちょっと場が凍りつく。危うく、国際問題が勃発しそうになった。あぶねーあぶねー。気の小さい日本人代表の私は、ドキドキしながら、どうか戦争になりませんように。と影で見守るしかなかった。
気を取り直して、カニの身をパカっとな。新鮮でうまひょである。食べてみると、身はそんなに多くはないが味が濃厚でうまし。
そんな濃厚カニを使って作るのは、食いしん坊系アジア風アメリカ人が作る『カニのヌードル』でアール。ちなみに下のうどんを乾燥させたみたいなヌードルは、中国では定番の乾燥麺らしい。初めて食べたがカニのスープを吸って抜群にうまい麺になっていた。
でこちらが、豪華夕ご飯。オーブンで野菜をグリルしたものと、麻婆豆腐とメインの『先ほど釣ってきた新鮮カニのヌードル』。
そして、また夜にカニの籠を海に仕込んで、朝一で見に行くことに。
朝いちでカニの様子を見に行ってくる
昨日の夜に仕込んどいたカニ籠を見るべく、港が7時にオープンなので朝早く起きて、カニを様子を見に行ってくる。ちなみに夜3時まで友人と喋っていて寝不足だ。しかし、夜中に仕込んだものは餌が悪かったのか、朝見にいくと、全く釣れていなかったのだ。。ガックシ。。
夜に見えなかった、釣りスポットがよく見える。水の高さも夜に比べると高くなっていた。
ああ、港町だなぁ。と言う平凡な感想。この船に住んでいる人もいるそうだ。
そして、昨日は気づかなかったが、釣りスポットの近くにカニを茹でる場所があった。めっちゃ便利だ。
『蟹のカゴを盗まれた?』騒ぎで、またもや一時は終結したと思われた国際問題ならぬふたたび喧嘩勃発しそうに。
そもそも、アメリカ人の友人が、カゴを外に置きっぱにしていて、悪いのは100%だったのだが、なぜか逆ギレし、他のみんなが『あ、またアイツら国際問題に発展しそうな喧嘩パート2かも。。』とハラハラする。もしかしたら、カニ味噌を食わされたのが未だに頭に来ていたのかも知れない。
しかーし、危機一髪でたまたま、通りかかったゴミ収集者のおっちゃんに『蟹カゴ』を見なかったか聞いたら、場所的にゴミ箱の近くに置いていたため、ごみ収集のおっちゃんが持っていたということで無事、『蟹カゴ』を返してもらったということになったのだ。
今回の旅は、なぜかアジアチームとアメリカチームの何か底知れない壁を感じてハラハラな旅である。しかも、選挙も近くてみんなピリピリしているのが蟹に伝わって普通よりも取れなかったのかも知れない。ちなみに、釣り堀にいた人たちも、俺の魚。取るんじゃねーよ。的な感じの威圧感でフレンドリーじゃなかったのはなんでだろう。みんな本気で怖いわ〜。
帰り道『サーモンジャーキー』をお土産に。
で、ポートランドに帰ろうということで、いつも通り友達と死ぬほど車で喋っていたら、友人のおすすめの『美味しいスモークサーモン』が買える店があるということでちょっと寄り道。
うまそうなスモークサーモン$15を購入。スモークツナは売り切れであった。現金のみなので注意してね(近くにATMがあるけども)。
友達が買ってくれた『スモークサーモンステック$3』旨し。ちょうど小腹が空いていたので、車でバクバク食う。
ということで、無事家路に着いたのでアール。今回の旅は、国際問題に発展しそうな事件もあったけどもなんだかんだで、景色も綺麗だったし、カニも5匹釣れたし、美味しいご飯も食えたしで、個人的には大満足。また来たいレベルである。中国人の友達曰く、前来たときは9月ごろでもっとカニがドシドシ取れたそうな。来年は9月頃を狙ってこようかな。