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『フォーエバー21』の撤退理由!! 現在は?韓国人創業者が退き、日本再上陸する。

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  アメリカにある格安ファッションブランド『フォーエバー21』が、一度は日本撤退したものの、2023年の春に日本再上陸するという話が舞い込んできた。

BOO
あれ?アメリカで、『フォーエバー21』倒産していたような。。どうなってんだ?

ということで、アメリカでの『フォーエバー21』の過去から今現状にいたるまで、調べ尽くしてみました。

アメリカに移住後『フォーエバー21』を創設した韓国人夫婦。




そもそも『フォーエバー21』とは、アメリカの若者を中心に火がついた『格安ファッションブランド』で、日本でいう『しまむら』的な存在だ。

そんな『フォーエバー21』を創業したのは、実は、韓国からカリフォルニアに移住したばかりの韓国人夫婦だったのだ。彼らは、英語もほとんど話せない状態で、1981年に高卒でアメリカに移住、そして、移住後3年目にして、ファッションブランド『フォーエバー21』を起業する。

BOO
英語もろくに喋れない韓国夫婦が、移住3年後に起業するのがすげーな。

販売当初は、流行りのデザインをまねた『ぱちもん』的な服を大量に買取り、底値で販売していた。ターゲットは、主に韓国系アメリカ人コミュニティ中心だったが、時代の流れや値段の安さがウケて、2000年代初頭に大きな成功を納めることになる。

 
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[ 『Forver21』の創設者、ドン・チャン(Do Won Chang)氏 ]

アメリカの若者を中心に大きな成功を納めていった『Forver21』は、強気に事業を展開していく。なんと、6年の間に47カ国に事業を広げいくことになる。

BOO
成功してからの、店舗拡大スピードが、ヤマダ電機以上だ。



急成長の後『アメリカでの倒産』各米で、デモされてしまう事態に。。


[ アメリカでの『フォーエバー21』倒産のニュース。 ]

しかし、泣く子も黙る勢いの絶好調の『フォーエバー21 』は、どんどん雲行きが怪しくなっていく。

すでに時代の風潮は『使い捨ての大量消費』から『人道的なエシカル』へと時代が劇的な変化したのだった。

BOO
安さ重視の『フォーエバー21 』は、時代の変化についていけなくなっていたのだ。

しまいには、労働環境の粗悪さから従業員に、ストライキをされてしまったり、動物保護団体からのデモ活動あり、ますます状況が悪化していく。

そして、ついに、2019年9月29日、フォーエバー21は、アメリカで『破産申請』をしたのだった。

『ニューヨークタイムズ』で書かれていたフォーエバー 21の倒産の理由は、『売り上げが下がってるのに、店舗を早期に撤退させなかった』ことが大きな原因ではないかとも見解していた。

実は、日本からも『完全撤退』していた。


日本でも、『フォーエバー21』はすぐさま展開していた。絶好調だった『フォーエバー21』が日本に進出してきたのは2009年のことで、当時は『アメリカ西海岸発のトレンドデザイン』が買えるということで行列もできるほど話題になっていたのだ。

しかし、人気も長く続かず、2019年を最後に『フォーエバー21』は日本から撤退することになる。

BOO
日本進出10年目にしての撤退。



日本撤退した理由は、『派手めな使い捨て生地感。』



そもそも、アメリカで絶好調だった『Forever21』が、日本ですぐに飽きられてしまったのは、安くても『ペラペラ素材の商品の粗悪さ』が日本人にウケなかったと言われている。

BOO
『Forever21』は、激安だけど、ペラペラ素材で使い捨てというイメージ。

日本では、素材がしっかりしたものが、結構安く買えたりするので、『Forever21』のような商品はウケない気がする。その上、アメリカで好まれる発色カラーや『ギラギラした装飾』デザインが日本人にウケなかったのではないかと思う。

現在の『フォーエバー21』の状況。


倒産してからの『フォーエバー21』は、アメリカのブランド管理会社『オーセンティック・ブランズ・グループ(ABG)』など3社が買取り、現在、立て直しをしている。しかし、現在も粗悪ブランドというイメージに苦しんでいるようだ。

BOO
しかし、2023年の春に『フォーエバー21』は日本再上陸する。

新しくなった『フォーエバー21』は、ユニクロよりも少し高めの設定で、『環境と人』に配慮した『エシカルファッション』のブランドを目指しているという。



大量消費時代が終わり、Z世代が『ファッションのあり方』を変えていく。


以前に、『ユニクロの闇』を書いて、アメリカのユニクロでも『エシカル時代』突入の変化に苦しめられているというようなことを書いたが、アメリカの若者、特に1995年以降に生まれた『Z世代』言われる世代は、今までの若者とは、価値観が違うと言われている。

我々のギャル全盛期時代は『流行りに乗っているか?』がいかに重要で、チープな素材に安いもの買っていたが、今のアメリカのZ世代の若者は、『環境や人道的』で購入を決める人が多くなってきてるのだ。逆に、流行りだけで服着る人は、ダサいイメージがついているようだ。

BOO
Z世代の若者によって『ファッションブランドのあり方』が、根底から変わる。また情報化社会で、表面だけ取り繕うことができなくなってきた時代でもある。
これを書いた人
boo
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