アメリカ

『NFTアートはやばい!!詐欺』暴いた本がアメリカでベストセラーになってる話。

5月 10, 2023

今、アメリカで『仮想通貨は詐欺である。』とキッパリと言い切っている本『Easy money』が話題だ。(2023年の現在、アメリカのみ販売)

これは、ある意味、死者も出るのでは???と思うくらいかなりブッ込んでいて、7月に販売されるのにも関わらず、予約販売だけで、アマゾン初登場ベスト1位セラーになるという、個人的にもすげー気になる本である。

BOO
もう一つの衝撃の事実。この本の著者、あの人気ドラマTHEOCのライアン役の俳優だという!!

有名TVショーで対談!! 『Easy Money』著者が話す仮想通貨の闇。

アメリカ人なら誰でも知っているアメリカのTVトーク番組『リアル・タイム・ウィズ・ビル・マー』にTHEOCライアン役の俳優に出ていてビビったのだが、彼は最近、話題の本の著者としてゲストに出ていたのだ。

彼は、いかに人々が仮想通貨によって騙されていることを話し『仮想通貨は、ポンジ詐欺だ!』と断言している。

私もあまりの言い切りぶりに『この人、殺されやーしねーか?』と不安になるレベルだった。もし、仮想通貨が本当に詐欺だったら、世界規模の被害者が出るからだ。

しかし、彼が言っていることは、『仮想通貨』が盛り上がっている中で、実態のわからないまま買っている人も多く、はっきりとそれに疑問を投げかけたのだ。

BOO
今、ネットフリックスで、アメリカ最大の『ポンジ詐欺事件ドキュメンタリー』をやっているが、仮想通貨は、それを超える被害者が出るだろう。恐ろしい。

億で取引されるNFTアートは『ただのリンクの領収書!!』

トークショーの中では、司会者ビル・マーが仮想通貨について質問していくのだが、彼は皮肉なジョークを交えながら『仮想通貨は、史上最大のポンジ詐欺だよ。』と自信を持って断言していく。

彼自身、過去に抱いた『人々があまり理解していないものに大金を稼いでいる』という違和感に、「私は頭がおかしいのか、それともこれは完全な詐欺なのか?」と問い続け、『仮想通貨』について研究することにしたのだという。

そして、ついに『Easy Money』という本で、彼は、ジャーナリストの Jacob Silverman の助けを借りて、暗号通貨のクライマックスの最終日(Xデー)が、今私たちに迫っていることを発表し、衝撃を与えたのだ。

BOO
仮想通貨の被害は2008 年の住宅バブルよりもはるかに壊滅的な被害をもたらすという。


[ オンラインで億単位で売られている、いたずら書きのような『NFTアート』 ]

ショーの中で、司会者ビル・マーが『俺は、NFTアートが全く理解できてないんだよ。もう歳だしね。』というと、皮肉にも著者は『NFTアートは素晴らしいよ。(皮肉)』と笑いにして答えている。

司会者ビル
よくわかってないんだけど、NFTアートってさ、オンラインで画像を売るんだよね?
著者ベン マッケンジー
そうだ。でも、画像を右クリックすればすぐ保存ができる。それは、だたのJPEG方式の画像だからね。
司会者ビル
じゃー、金を払って、何がゲットできるってんだ?
著者ベン マッケンジー
なにもないのさ!だから、ポンジ詐欺っていってるだろ!
司会者ビル
だろ!!俺もそう思ってたんだ!!俺はクレージーじゃなかったよ!でも、人はこれに一億円も払っているんだろ?
著者ベン マッケンジー
それは、ウォッシュトレード(仮装売買)といわれるものだ。嘘の取引。実際に購入したものは、『画像リンクの領収書』だけだよ。

私も過去に、落書きのような『NFTアート』が億単位で取引されてたのが疑問すぎて、それを記事にしたことがあるんだが、そのとき調べて分かったのは、購入者は、転売目的の話題性を求めるインフルエンサーか、NFTの関係者たちという実態があった。

だからこそ、アートとしての価値は全くなく、購入しても所有権ないし、購入した作品を使って何かができるようになる訳でもない『トークンの所有権』という領収書を買うのは個人的にすげー納得したのだ。

BOO
やっぱり、NFTアートは、話題性を求めるブランド品を買う人たちと同じ心理と変わらないじゃねーか。

『みんなが買っているから。』と実態のないモノを買うのは恐ろしい。

著者は、番組の中でも仮想通貨という実態のないモノに、多くの人がお金を出していることの危険性を警告していた。

個人的には、NFTアートは論外として、仮想通貨は、お金の取引が楽になるという意味で将来性があると思うが、莫大エネルギーがかかる点で、現実味があまりなく、時代に逆行している気がして購入しなかった。

このまま、仮想通貨の抱える問題が見えないまま、莫大に膨らんでいって、仮想通貨が葉っぱに化けるんじゃねーか。と怖さがあって、手が出せていない。それはもうギャンブルあるような気がする。

BOO
いずれ、仮想通貨は、葉っぱに化ける日が来るのか?恐ろしい話である。
現在ベストセラー!!『The Psychology of Money』

エリアで記事を探す