ポートランド

アメリカの食料配給事情!!『道ばたの謎BOX』の中身を覗いてみた。

12月 20, 2021

ポートランドは今、冬。チョーゼツ寒いです。一昨日には雪が降りましてん。凍えそうになりながら、ゴミ収集家として目を凝らして散歩していると、『謎のBOX』を発見!! 実はこの謎ボックスは、コロナになってからすげーよくみるので、今日はその正体に迫ってみようと思います。

BOO
ポートランドで、コロナになってからよく見かけるようになった『謎のBOX』の正体はっ!?!

ポートランドに置かれている『謎BOX』を発見!!

凍えそうになりながら、家に帰るためにいつもの道を歩く。そこで『謎ボックス』を発見っ!!。

実は、コロナぐらいになって突如現れたこのボックス。基本的には、万年節穴なのであまり気に留めていなかった。気を抜いている時は、基本的に『何も見えない、何にも興味ないただの引きこもり野郎』なのだ。(˚ଳ˚ )

BOO
しかーし、今日だけは違うのだ。しっかりこの『謎ボックス』の正体を解明しようと思う。

『謎BOX』には何が入ってる??

『謎ボックス』の中には、超アメリカンな食べ物が入っていた。『ピーナッツバター』や『トマト缶』やら、『パウダー状マッシュポテト』など、いわゆる簡単に作れるような食材が入っていた。

BOO
近所が『賞味期限ギレのもの』を持ってけ泥棒ー的な感じで置いているのかな??

と思いきや、賞味期限も切れていない。若干ギリギリではありけども。

ついでにパンやら、セロリもある。

『謎BOX』を仕掛けた犯人は!?

誰がこんなことをしているのかね?と思い、じっくり覗いてみると棚の奥に一つの貼り紙が。『十分な食材がない時は、ぜひ私たちを頼ってください!私たちが食料を配送します。』とな感じでかかれている。そして、何やら組織名と連絡先。

BOO
ほぅ。なんか組織?みたいなところが『食材提供』のようなボランティアをやってるようだな。

これは市の取り組みなのか??疑問を持っちゃうとすげー気になってくるので、上の貼り紙に書かれた『Vincent de Paul (ヴィンセンシオ・ア・パウロ)』という組織の団体の正体をネットの力で調べてみると、この組織は、貧しい人々への個人的な奉仕を行う1833年に設立された、カトリック教会の国際的な自発的組織(カトリック教会の女子修道会)でパリに本部を持つ、全世界にある大きな組織のようだ。

BOO
なるほど、このボックスの正体は『キリスト教』の人たちの奉仕活動によるものだったのか。

ポートランドの街中に広がっている『フードボックス』


しかし、今回は『キリスト教』の人たちがつくった『フードボックス』だったが、ポートランドの町中には至る所にあって、この黄色い『ボックス』以外にも、単なる段ボールに入れたり、しっかりとした棚が作られて、近所の人が食材をいれるようにしたり、至る所で誰かがつくった『フードボックス』をみることができる。最初に誰かがなんとなくやり始めて、どんどん広がっていったのかもしれないな。

BOO
結論、『謎ボックス』の正体は、ポートランドの人たちの『コロナの中での助け合い』の精神によるものだと思う。

ポートランドにいると、こういうのを身近で感じることが本当に多いので、ポートランド は『ボランティア』の取り組みが他の州に比べて活発だなぁと思うことがある。無償で人を助けたり、街のために何かしようという心意気がある人が多いなと。

個人的に、そーゆうところに『キリスト教』の教えにも似たものを感じていたので、ポートランドは『キリスト教』が多い街なのかな?と思っていたのだが、実は、ポートランドは『キリスト教』の信仰心の薄い街だったという事実。。結構、驚きだったが、そーいえば、家族が『熱心なキリスト教信者』でも、大人になってから毛嫌いしている人もポートランドで何人も出会ったな。

考えてみると、自由を愛する『変人のポートランダー』が『キリスト教』の信仰心が強かったらそれはそれで驚くよな。

BOO
助け合いが盛んなボランティア精神の強い街なのに、全米一『キリスト教』信仰心の薄いという街がポートランドであります。

ちなみに『本』の入ったBOXもある。

ちなみに、ポートランドの街には、『タダ本が入ったボックス』もあるよ。近所の人たちが自分のいらなくなった本を入れると、誰かが持っていくという仕組みだ。

BOO
この無料本のボックスは、ポートランドだけじゃなくて、アメリカならどこにでもある。バークレーでも見た。

中には、結構いろんな本が入っている。しかし、全て英語なので、私が今まで道端で拾った本といえば『ヨガのクソ分厚い本』のみだ。しかも拾ったものの、1ページも開かずに、テーブルの高さ調整に重宝したという、、別の使い道もあるよ。

[ ↑道端で見た『フラワーブーケを作ったよ!自由に持っていってね。(瓶は消毒積み)』とかかれた、心温まるおすそ分け。 ]

ということで、ポートランド は『ゴミ天国っ!』ということを前に書いたが、ポートランドは他人との境界線がなく『みんなで助け合い、シェアする文化』があり、そういう精神に出会すたびに、『自分は何かあったときに一人ぼっちじゃないんだ。ありがとう人々。こんな得体の知れない日本人にも優しくしてくれて。』という気分になれ、『みんな仲間だ。自分の信念を持って、本当に人が助けを求めてきたときには、しっかり動ける人でありたい。』という気持ちが自然におきてくるのが、ポートランドのいい連鎖なんじゃないかと思う。

こんなこと書いたらいけねーが、大都市の東京にいた時は『弱肉強食世界感が強く、いかに自分だけが生き残ることしか考えていたなかった』ので顔が本当にヤバかったと思うな。人っちゅーもんは、環境次第でかわるもんだな。( ´˂˃` )

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