最近、ポートランドにある人気のレストランの若くてやんちゃでアメリカ人たちの濃いメンツの中で働き始めました。そこで、チップ争いの凄まじさについて語ろうと思います。
まずは、一緒に働く仲間たちを紹介。(ウェイターは全員アメリカ人)
イケメン爽やか王子、ニック
イケメンで、スーパーマンの変身前によく似ている且つ、よく働くできる男。本当によく気がきく男。彼と一緒に働くだけでこんなにも楽なのかと。うっかりすると惚れてしまわないように気をつけてる三十路。クソ忙しい時は、本当にスーパーマンに見える。
恐るべし女子力!おねいマッチョ、テイラー
彼は、マッチョな金髪イケメンなのだが、心は、お茶目なおねい系なのだ。そして誰よりも女子力が高く、私が全身筋肉痛で死にそうだから辞めたいと言った時、チップにこっそり『やめないで!えーん』て書いてくれた。不覚にもイケナイ恋をしそうになる三十路。
冷静なゆるキャラ、コール
基本、ゆるーいけど、いざという時、助けてくれるIQが高いと思われる男。最初は、働かねーやつだと思っていたが、実は、手足が長く、早く器用にこなしてしまうため怠けてる勘違いされることが多かった。そして、タイミングよく気がきく男。何度も救われた。こちらも好きになりそうで気をつけている三十路。
ドレットなSっ気たっぷりの美人『ニッキ』
ザ、ポートランダーのフリーダムな美人さんで、客からの人気。しかーし、ドSなのである。全身筋肉痛の私をよそに容赦なく仕事を持ってくる。だが、彼女もかなり働き者で、同じ体力があると思われていて、辛い。w。でたまに優しく、そしてムチなのでアール。仕事が終われば、すぐにカラオケに行く。無限の体力の持ち主。。。
優しくて、いつも気を使ってくれる美人『ケイト』
いつもSなニッキにパシられて全身筋肉痛で変な歩き方になっている私を心配して、気遣ってくれる優しい女。とってもとっても優しい。そして客にも優しい。惚れてしまうレベルな女。
チップ戦争の前に出てきた同僚の不満!
で実はもっといるが、だいたいこんなメンツで働いております。で、びっくりしたのが、チップ事情!!!うちの今のチームは、みんな仲良しでなのだが、テーブルごとにウェイターの担当が違うので、分担されているテーブル人の入りが偏っちゃうとチップも減るので、不満が勃発するらしい。私は、ウェイターのヘルプとしてテーブルに案内したりウェーターの手伝いをしていたのだが、ウェイターのテーブルの案内しているときに、事件が起こった。何度か以下のクレームをもらった。
しかし、お客さんが勝手にテーブルに座ってしまったり『あっちのいい感じの席に座ってもいい?』と言われることがあって、人気のテーブルは私が案内しなくても勝手に座ってしまうため、こういう事態が起こってしまうのだ。人気のないテーブルは、お客さんの入りが少ないためそこのテーブルを担当しているウェイターは必然とチップが少なくなってしまう。。
結構、シビアにこんなやりとりが結構な割合で発生し、最初の方はなんのこと言っているのかわからなくて、みんなから嫌わられそうになった。泣。。
そしてはっきり言い合うアメリカ人たちが集まると、チップ争いの喧嘩にも発展することがあるそうだ。(それで以前一気にメンバーが辞めたということも聞いた。。怖。)さすがアメリカ人。言いたいこというぜ。でも、それくらいアメリカ人のウェイトターたちにとって、チップは重大な収入源。ポートランドの最低賃金12.50 プラス チップ(1日80-200ドルくらい)うちの店だと、一人あたりのチップは、特に夜の一番混むディナーだと200から300ドル位で、時給よりチップがヨユーで超えるのだ。そのため、チップは大切な収入源であるのだ。
忙しい時間帯は、チップが多く貰えるシフトのガチの争奪戦
忙しい時間帯はガチのシフト争奪戦の戦いを目にしてきた。結果、怖すぎて命の危険を感じ、昼の暇なゆる〜い時間帯にシフトシェンジした。
金は減ったが、ずいぶん気が楽になる。で、ちなみにもっと言うとチップをなかなか多く払ってくれないのが、ほぼアジア人が多いことが多くて、アメリカ人ウェイターさんたちも、『アジア人=多くチップ払わない=アジア人のテーブル付きたくない』感じにもなっていて、チップ争奪戦までするウェイターさんたちは、口には出さないが、アジア人だけの席の時は、チップももらえない為、サービスも最低限にしていた。。カナシス。
テイクアウトでも基本チップを払うアメリカ文化
働いてみてわかったのは、アメリカ人は基本テイクアウトでもそんな内情を知っているのか『テイクアウト』でもチップを払う人が90パーセントの確率で多かった。
というか、チップ制度があるヨーロッパ系、アメリカ人たちは、愛想も良くチップは多めに払ってくれる人が多かった。チップ缶が置いてあるような、チップは基本払っても払わなくてもいいところでも、ほぼアメリカ人たちは、払ってくれる確率が多かったこと。だいたいテイクアウト(お持ち帰り)のコーヒー3ドルくらいを買っても、最後に1ドルくらい『thanks!! 』と言ってチップを置いていく人が多かった。
今までの私ときたら、どんないいサービスされても、チップ缶が置いてある店だったら、
と心でガッズポーズをする貧乏性な一面を持っていたので、それを知った時には、ちょっとだけ恥ずかしく申し訳なくなった。w本当に反省。
ありがとうの意味でチップを払えば『徳』になる。
まとめ的には、チップはどんなところだろうとお金に余裕があったら、ちょっとでも多く払った方が、ちょこっとだけサービスがよくなったり、お得情報を教えてくれたり、顔を覚えてくれて、仲良くなれたり、おまけしてくれたり、きっかけに仲良くなれたり、みんな幸せなれる気がした。(変なところで、ビミョーにケチらない方が吉。)
特に、良く行く常連のお店だったら、チップを払うことで『ありがとう』て気持ちを実質的に伝えるのは、アメリカの文化で大切なことなんじゃないのかとちょっと意識が変わった。そして今までのケチった自分、ちょっと反省。
で、これからは、日本人代表として、アジア人=チップを払わないという不名誉なイメージをできるだけ払拭したいと、貧乏なのに、いいサービスを受けた時には、どこであろうと積極的にチップを払い続けている『日本人ポジティブキャンペーン』をこっそりやっっております。チップを多めに払った後、無駄に日本人だよ。と聞かれてもないのにPRすることをいう。(ちょっと怪しい奴かもw)完。(久しぶりに記事を書いたので、最後、適当なまとめですいやせんw)