実は私、今年の春に二年くらい伸ばしっぱなしだった髪をバッサリ切って売っちゃいました。
もともと髪の手入れが超適当な私は、ここ何年かほとんど美容院に行ってませんでした。私は剛毛な上に髪が伸びるのが早いので、やっと切るのに踏み切ったころには、全盛期のオノ・ヨーコのような最強自由人ヘアーになってました。
髪型だけロックな生活を続けてると、ロンゲは抜け毛がヒドいってことに気づかされました。絶対ありえないような部屋の隅にまで現れる不気味な長い髪の毛ちゃんたち。。。ついには、私が普段どんな格好をしようと肯定的な旦那にまで「お願いだから髪を切ってください」といわれてしまう始末。
条件が複雑!病気の人のカツラの寄付を断念。
でもここまで来るとただ切っちゃうのがもったいなくなった私は、何かの足しにならないかと思ってリサーチをしました。一番最初に思いついたのは髪を寄付すること。病気の人の為のカツラを作ってる団体に髪を寄付できるって聞いたことがあったので、まずそれを調べてみました。
でもネットの記事を色々読んでみると、思ってた以上にそのプロセスが複雑だったので(寄付で集まる髪の毛は質の必要条件を満たさない場合が多く、結局ほとんど捨てられちゃうらしい)断念してしまいました。
何百ドルで取引されているアメリカの髪の毛売買市場。
そんなある日、このことを母と話してたら、冗談半分に「売っちゃったら?」と言われて、早速それも調べてみました。すると、出てくる出てくる、髪の毛を専門とする英語の売買サイト!しかもそれらをよく読んでみると、髪の毛が何百ドルで売買されてるんです!!
早速、髪の毛を売る為にサーチし『髪の毛を売れるサイト』を発見!
$$$の魅力に負けた私は、その場で髪を売ることを即決。そしてどのサイトが一番まともなのか、過去に自分の髪の毛を売ったことのある人の体験談をネットで読みまくって調べました。そうしてたどり着いた結論が 「www.buyandsellhair.com」というサイト。
このサイト、ハッキリ言って見た目は、超怪しいし、まともなウェブデザイナーなら誰しもドロップキックをお見舞いしたくなるほど、ダサいです。でもネットによると、ここが一番規則正しく髪の売買をしてるらしいので、ちょっぴり不安が残るなか、このサイトを利用することに決めました。
まず最初にサイト専用のアカウントを作らされます。変なサイトだった場合に備えて、百年くらい使ってなかったHotmailのアカウントを使って登録しました。
そうすると次に髪を売るための広告を作らされます。自分の髪の見た目や質、切りたい長さや売りたい値段などを記入します。そして最後には自己PRの欄もありました。これは気合いを入れて書かないと、アメリカ人バイヤーに髪の毛は買ってもらえん!と思った私は、成功例の広告を参考に自己PRを作成しました。
『髪の毛のプロフィール』を作成。
サイトを見る限りでは、基本的に一番売れる髪は(地毛の)金髪と赤毛なんですが、質が良ければどの色の髪もそれなりに売れるみたいです。高く売れる条件としては、
私の髪は一応これに全部当てはまったので、自己PRの欄に書き入れました。希望価格も他の広告を参考にしました。売れてる髪の毛の平均価格が$500くらいだったので、$500に設定しました。
そのうち気持ちが乗ってきた私は、他にも「モロッコオイルで毎日トリートメントしてまーす♥」(*注1:実際は「モロッコオイル成分配合」って書いてあるけど、信憑性は超薄いアメリカ製の安シャンプーを愛用)だの「いつもヘルシーな日本食を食べてまーす♥」(*注2:日本人の私が作る料理なんだから、結果的になんでも「日本食」ですよね♪ )だの、色々と嘘を書きアピールしました。私は自分の髪質に結構自信があったので広告の内容を多少盛りましたけど、これに挑戦しようと思ってる方はなるべく正直な広告を書きましょう!
あとは自分の髪の写真をとりあえず二枚載せました。一枚目は、髪のシルエット全体が見える写真(長さの証明のためにメジャーを髪の横につけました)。二枚目は、結んだ時の髪の太さを証明するためのポニーテールのアップをとらえた写真。何枚でも載せていいみたいなんですけど、めんどくさいので二枚だけにしました。
オンラインで髪の毛売るのは無料なかった!三ヶ月間で$14.50
広告は無料ではありません。$14.50で三ヶ月間広告が掲載できるようになってます。私は結構いろんなものをケチるタイプですが、こんな体験そうそうするもんじゃないし、いいかな?ってな感じで、広告に投資してみました。
そしていよいよ私の広告がサイトにあがったのです。。。ドキドキしながら待ってると、なんとその日のうちに返事がいくつも来ました!さてどうなる???
ここからの話はまた長くなるので、バイヤー選びから髪を売るまでのくだり(そして冒頭の写真の真相)は続編で書きます!興味のある方は次回も読んでください!