アメリカの大学は、入学は簡単で卒業が難しいと言われている。
今日は、最もコスパの悪い『アメリカ大学』を紹介しよう。
1. アイビーリーグではない!?『コロンビア国際大学』
サウスカロライナ州コロンビア
サウスカロライナ州にある『コロンビア国際大学(Columbia International University)』は、他の大学と比べると学費は低めだが、アイビー リーグの学校を卒業した後ほどの収入は期待できない。学費と収入の差額は-115,700 ドル。
この学校は、 620人の小規模な多宗派のキリスト教学校で、ある生徒は奨学金を借りてローンを返済するのに約 15 年かかったが、習得した学位は役に立つことがないというレビューまである。
2. 学費がクソ高いのに、卒業率が低い!!『セント・アンドリュース大学』
ノースカロライナ州ローリンバーグ
ノースカロライナ州にある『セント・アンドリュース大学(University of St Andrews)』
1923年創立された小規模私立大学で、もとはColumbia Bible Collegeという学校だったが、現在は英語、人文科学、音楽、外国語、哲学、心理学など様々な専攻分野が用意している。その中で必ず『聖書研究』の単位をとることが義務付けられている学校でもある。
キャンパスは豊かな自然に囲まれた抜群のロケーションにあるのだが、学費が4年間で16万7000ドルとかなり高いのにも関わらず、卒業率がわずか 23% という。
3. アフリカ系92%!!高額学費な『スティルマン大学』
アラバマ州タスカルーサ
1876年に創立された『スティルマン大学(Stillman College)』設立当初は、アメリカ人(黒人)の男性牧師を養成する学校として建てられたということもあり、現在もアフリカ系の生徒が92%を占める学校。
学生の数は、わずか 615 人の小さな学校で、アラバマ大学と隣接する環境にあり学ぶ環境は良いが、4 年間で 98,700 ドルの授業料がかかるという。しかし、卒業率がわずか 23% であり学費の割に就職が見合っていない。
4. キリスト系有名な黒人学校!!『ショー大学』
ノースカロライナ州ローリー
ノースカロライナ州にある『ショー大学(Shaw University)』は合格率70%と結構入りやすい学校だ。
この学校は、『アフリカ系アメリカ人の大学の母』と呼ばれるほど歴史的に有名な黒人学校でもあり、今では私立芸術大学に成長するほどの学校でもある。(新入生には礼拝、総会、歌会への参加を義務付けていてキリスト系の学校でもある)
知名度もあり授業内容も定評があるらしいが、4 年間の学位取得に 118,000ドルかかり、それに見合うだけの就職はかなりしんどい。という実情があるらしい。
5. 施設が抜群だけど学費がやばい!!『メイン芸術大学』
メイン州ポートランド
1882年創立されたメイン州ポートランドにこぢんまりとした『芸術専門大学(Maine College of Art)』
この学校は専攻にかかわらず全ての3、4年の生徒に個別のスタジオスペースを与えているという設備抜群と定評のある学校だ。しかも、スタジオは24時間使い放題、図書館やギャラリーを市民に開放したり、ワークショップを催したりして、地域振興に大きな役割を担っている学校でもある。
しかし、それだけの環境だからこそ、4 年間で18万4,000ドル(約2,700万)という多額の費用がかかる。学校自体は『アーティストを生涯教育する』とし主張しているが、アーティストで大金を稼ぐのはかなり難しいとされる反面、多額の授業料というのは、ぶっちゃけ賭けだ。
6. 超キリスト系で6年間は必須!!『ブリュートン・パーカー大学』
ジョージア州マウントバーノン
ジョージア州マウントバーノンの静かな町にある『ブリュートン・パーカー大学(Brewton Parker College)』は、町に住む人口 2,451 人のうち、約1,119人が大学の学生という大学でできた街だ。そのため、多くの学生は町の人々とのつながりに惹かれるのだが、これにはかなり多くの犠牲が伴うという。
それは、この学校が神の信仰を基盤にしたリベラルアーツ系教育で、学生の信仰心を強めるために宗教学と神学は6学期間にわたり必修科目とされていて、4年間の教育には113,000ドル(約1,670万)の費用がかかることになる。しかも、実際に期限内に卒業できるのは17%だけという驚異的な数字。。
ということで、アメリカの大学を決めるときに、『学校の学費が先の就職率』と見合っているのか?ということを決めるのも重要だなぁ。と思う。そうでないと卒業した瞬間に学費地獄に襲われるのだ。