私が営んでるフリーランスの仕事と夫のサイドジョブのために、アメリカでのFictitious Business Name(個人事業主のビジネスライセンス)の登録を先日してきました。アメリカ在住の人の中には自営業も少なくないし、日本のとはシステムが少し違っていたので、参考までに私の場合の手順をご紹介します。ビジネスの種類、住んでいる地域によって登録方法は異なると思いますので、実際に登録される方は自分でリサーチしてくださいね。
Fictitious Business Name(ビジネスライセンス)の意味は?
Fictitious Business Name(ビジネスライセンス)とは、(ざっくりと言うと)法人名、個人名以外にビジネス上で使う略称・通称のことです。例えばフリーランスの人が屋号を利用する際、もしくはレストランを経営する会社が会社名とは違う名前をレストランに利用する際に、FBN(個人事業主のビジネスライセンス)を群に登録することが必要になります。アメリカやカナダでは、FBNやトレードマーク(登録商標)をまとめて、「Doing Business As(略してDBA)」と呼ぶそうです。
ビジネスライセンス(個人事業主)登記の仕方
カリフォルニア州アラメダ郡(Alameda County)エリアの場合はこちらからフォームがダウンロードできます。印刷して、FBNとして使いたい名前や住所、ビジネスを行う者の氏名等を記入します。
「Business Conducted by」という箇所があり、結婚している夫婦やState or local registered domestic partners(登録済の同棲パートナー)はここにチェックを入れるだけで、ビジネス上のパートナーシップを組むことができるようです。
あらかじめ専用の封筒をリクエストすれば、郵送でも受け付けてもらえるそうなのですが、面倒だったので直接持っていきました。事務所はBartのLake Merritt駅近くでした。DMVのような長蛇の列を覚悟していましたが、空いていて10分くらいで帰って来れました。
受け付けてくれた人は「(ステップ3.新聞掲載について)私だったら出来るだけ安いところを選ぶわよ〜」っていうアドバイスをくれるくらい、親切で感じがよかったです。登録料は現金、小切手、デビットカードによる支払いのみで、クレジットカードは受け付けていないので要注意!
手続き後、30日以内に郡内で発行される新聞にその旨を掲載します。前時代的な! 私はYelpで五つ星&最安値と評判だったInter-City Expressに依頼しました。ネットで手続きすると$35です。
FBNを登録することによるメリットのひとつが、FBNにて銀行口座を開設できること。今回は地元のCredit Unionに口座を開設することにしました。事務所でもらった登録フォームの控えと、身分証明書を持っていきました。無事審査が通れば、一週間程度で口座が開設されるそうです。
以上でFBNの登録は終わり。アメリカでの役所手続きを無事こなしたときの満足感は格別です。仕事がんばろう!