こんにちは。ハワイ島の『ジャングル』に人は本当に住めるのか?をテーマに翻弄する日々です。そして、色々とハワイ島を探検する日々が続いているBOOです。
今回は、なんと!ハワイ島の『プナ』のジャングルでお家を作り、実際に自給自足の生活をしているというお友達、アンさんのお家に遊びに行ってきましたー!!!すげーラッキー!!一体どんな生活を送っているのか。早速潜入していきたいと思いますー♪わくわくっ。(๑´⍢`๑)(๑´⍢`๑)
ヒロからプナというジャングルまでは、車で30分程度のところにあるよ。どんどん、ジャングルになっていく。y( º◊º)y
しまいには、道路がなくなって、ガタガタ道に。所々で道なりに、家らしき手作りの表札が掲げてある。やっぱり、ここには、人が住んでるらしいぞ。わくわくっ。y( º◊º)y
とうとう、車が通れないので、車を乗り捨てて、お家まで本気のジャングルへ歩きてどんどん進んで行きます。日頃の運動不足がたたる。ゼーハー。(º﹃º)
途中いろんなものを不思議なフルーツやらを見つける。ココナッツやら、カカオやら、バナナやら、いろいろ取り放題、食べ放題やー。オーガニックな贅沢な庭であーる。(´ε` )
オーガニックコットンも発見。人生で初めて、綿の花に触る。ジャングルの中で、溢れんばかりの天然のフルーツやら、高級綿をみて、
嗚呼、ジャングルの方がふつーの暮らしよりも贅沢かもしれない。と確信していく。
しかし、ジャングルの中に行けば行くほど、民家の全く気配がない。ジャングルに隠れているのだろうか?(º﹃º)
お?あったぞ。ジャングルの中にひっそりと佇む、アンさんの家を発見!!•̀.̫•́✧
奥に入ってみると、いろんな作業道具が所狭しとあって、何か懐かしい。一個一個、何に使うのかを教えて欲しい衝動に狩られるが、我慢我慢。( ఠ‿ఠ )
アンさんは、最初からハグをしてくれて、英語もたどたどしい私を暖かく迎えてくれた。そして、入り口の小屋を通って、二階のアンさんが住んでいるお部屋を案内してくれた。出会った瞬間から、本当に懐かしい気持ちと未知なる冒険心が掻き立てられる。なんだ。この気持ちは。。。
そうだ。昔読んでいた絵本の中に紛れ込んだような気持ちだ。(๑´⍢`๑)
家の中に入るとウッディーな居心地のいい素敵な空間が広がっていた。アンさんは、センスがいい。
この家で一人暮らしと聞いて、『ジャングルの中での暮らしは寂しくないのかな?』と思ったが、アンさんは自転車で、いろんな近郊のコミュニティーにも顔を出していたり、近所にも同じようにジャングルで暮らす仲間たちがいて、全然寂しくなさそうだった。
キッチンでは、早速、私たちにとアンさんがいろいろとお茶の準備をしてくれていた。キッチンの窓際からは、壮大な緑と可愛い鳥の声。
私は、すっかりおとぎの国へ迷い込んでしまったのではなかろうか?
アンさん手作りのジャングルで取れた自家製ドライフリーや木の実やスパイス。瓶の中のドライバナナやカカオを食べさせてもらったが、お手製のドライバナナは、ほんのりラムの味がして、香ばしいカカオと一緒に食べると、高級レストランで食べるような絶妙な味わいだった。(๑´⍢`๑)
嗚呼。本当に高級なものは、自然からもらった物を丁寧に手間をかけるからこそこういう味わいになるんだ。と一人で納得する。
バルコニーに行くと、ジャングルで取れたナツメグやカカオ、バニラビーンズなど天日干しにしていた。全部、高級オーガニック(天然味)で美味しそうである。
こちらは、アンさんから見せてもらった自慢の『ナツメグの実』で、血管のような赤い筋は、捨てずに天日干しをして、ティーに入れるととっても香りの良いお茶になるんだそう。アンさんの暮らしは本当に無駄がない。
アンさんは、次から次へといろんな物を見せてくれて、食べさせてくれる。外のバルコニーで出してくれたのは、サワーサップジュースとお庭で取れたバナナ、そして乾燥させたカカオの実。
うめーうめー。と食いまくる。特にサワーサップジュースは、爽やかな癖のない甘さ。
お腹いっぱいと思いきや、今度はジャングルで取れたフルーツを出してくれた。味は、柿に似た味。
アンさんの家は、完全なる『オフグリット(電気、水なども自然エネルギーの力でまかなう生活)』言うなれば、本当に自給自足の生活。そのため、水も雨水をバケツに貯めて生活している。
電気も庭に設置されたソーラーパネル得たエネルギーを使っているのだ。
オーブンもアンさんお手製の『太陽熱ソーラーオーブン』。ここの中に焼きたいものを一日入れておけば、オーブンで焼いたようにカリカリになる。先ほどもらったカカオの実もここで香ばしく焼けるのだ。
『ここ、数日間はとっても天気がいい日が続いてオーブン日和だったわー。うふふ。』と嬉しそうにアンさん。
ジャングルの中で買っている鶏たちの卵。毎朝、アンさんが卵を取っていると同じ場所に卵を産んでくれなくなるので、卵の代わりにボールを置いて、鶏たちを落ち着けるんだそうな。笑。結構ちょろいな。(͏ ͒ • ꈊ • ͒)
アンさんは、ベジタリアンかと思いきや、ジャングルで取れたものは何でも食べるし、最近では、果物を荒らす野ブタに困って、鉄砲で野ブタを売って食べたそうな。とっても合理的な食生活。
今回、出会ったアンさんは、実はポートランドのユージーンという街で生まれで、カリフォルニアのバークレーという街で、長年生活した後に、ここのお家を買取り引っ越してきたという。
アンさんは、出会ってからすぐに、ハグをしてくれて、すっと心からはいていけるような不思議な暖かい人。私もバークレーに長年住み、ポートランドの生活を経て、ハワイ島にやってきたものとして、本当に親近感湧きまくりだ。
他にもプナのジャングルには、意外にもアンさんのようにお金に困らない人たちが自給自足の生活を求めてやってくることがある。
今回アンさんのお家を見せて頂いて、自分の時間と引き換えにモノのために必死に働く暮らしより、アンさんのように最低限の生活を送りながら、自分の時間を豊かにしていく暮らしの方がとっても自然に見えた。
アンさんのような自給自足の生活は、一年を通して、天候がいい自然の恵み豊かなハワイならではだからこそ出来るのかもしれないが、その反面で、アンさんの住むハワイのプナのジャングルは、幾度となく火山の被害に遭ってきた土地でもある。今回もまた、キラウエアの火山の噴火で一時避難を命じられたが、自然と共に全てを受け入れる覚悟で、アンさんは、避難をしなかった。
『自然の恵みを頂きながら生きるということは、予期せぬ自然の流れも全て受け入れないといけない。』
自然の変化を『災害』と思わずに、全てを受け入れて、身をまかせることがアンさんのように、本当の意味で自然と共存することなのかもしれない。
ここでもまた、やみくもに『自給自足の生活』に憧れもっていた自分に対する甘さをアンさんから教わった気がした。その中で、自分自身が求める『自然とともに生きる豊かな暮らし』は、一体なんだのだろう。BOOの超真剣な探求は続く。( ఠ‿ఠ )