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LA(ロサンゼルス)は日本食が本格的で美味しい街- popoさんの食コラム♡連載 –

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  オットの実家がLAにあるので、毎年ホリデーシーズンはLAで過ごします。たいていは10日から2週間ほど、と結構な長期間です。パートナーの実家への里帰りなんて、気を使うし気が重い.. なんていう方ももしかしたら多いのかもしれませんが、わたしは毎年楽しみにしています。(^^)/

オットの両親がとてもよくしてくれるから、ということもありますが.. もともとわたしはLAが大好き。高校生のころから映画などで見てあこがれていたし、実際に21歳の時、初めてアメリカを旅行した際にも、LAには何か特別なものを感じました。空港に降り立った瞬間に、あー、ここに来たかったんだ!と思うような、またはなんだか懐かしいような。この時にはアメリカを横断して、NYを含め色々な都市を回りましたが、そんな風に感じたのはLAだけでした。

LAの気候や景色、雰囲気が大好きなのだけど、もう一つLAには特別な魅力があるんですよね…

それは、「LAの日系コミュニティ」。



LAに住んでいる方、LA以外の土地に住んだことがない方などにとっては、それが当たり前になってしまっているかもしれませんが、LAの「日本コミュニティー」は、本当に特別で異質(良い意味で!)なものです。広いアメリカ内のどこを探しても、ここまで「日本」が定着している街は他にないと思います。

わたしはテキサスという、カリフォルニアとはまた全然違った土地に住んでいます。そして、LAを訪れる際には、LA育ちのオットとともに実家に滞在するため、一般の旅行者とはちょっと違う目線で街を見ている…と思います。今日は、そんなわたしの目線から見るLAについて、お話しさせてください。(^^)/

LA行きは「プチ里帰り」



最近でこそ、ネットで何でも買える時代になり、あまり不自由しなくなりましたが、少し前まではLAに里帰りをするたびに日系マーケットで大量の日本食材を買って、テキサスに持ち帰っていました。そしてもちろん、普段なかなか食べられない日本食を満喫!わたしのまわりではLAに行くことを、「プチ里帰り(日本への)」と呼んでいました。(笑)それほど、アメリカに住んでいる日本人にとっては、LAは本当に「日本に近い、特別な街」なのです。

オットの実家は、サウスベイエリアという、特に日系人が昔から多く住んでいるエリアにあるのですが、そのあたりに住んでいれば、ある意味日本語だけしか話さなくても生活ができてしまいます。日系のスーパーマーケットはたくさんあって、お店の人の多くは日本人で日本語を話すし、日本食レストランに電話すれば、日本語で問題なく予約をとってもらえる… 歯医者さんやお医者さん、弁護士さんにカウンセラー、リアルター(不動産業者)やカーディーラー… どんな職種だって、「日本語対応OK」な人を見つけることが出来ます。

全日制の日本語学校もあるので、子供をそこに入れれば学校行事もお知らせもすべて日本語で大丈夫(入れたいかどうかは別として、そういう道もある、ということです)。住宅街を歩けば、日本庭園風に整えたお庭があちらにもこちらにも。うちの義理両親の家のオリーブの木も…



日本庭園風!なんです。庭には小さな桟橋(飾り)もあります。こんな感じで、逆に日本よりも日本らしい、と思うことすらあるのですよね。

LAでは「和食」は特別ではない。

アメリカのたいていの都市では、和食といえば「寿司」ですよね。あとは最近大流行のラーメン屋、がちらほらあるくらいでしょうか。しかもオーナーはたいてい日本人ではなくて中国人や韓国人で、本格的な日本食とは程遠いものが出てきたりしますよね。

だけどLAには本格的なとんかつ屋さんやお好み焼き屋さん、たこ焼き屋さん、日本風の焼肉屋さんに割烹、居酒屋、カレーハウス、ケーキ屋さん、パン屋さん… などなど、「専門店」が軒並み揃っています。もちろん、オーナーの多くは日本人で、日本のクオリティと変わらないものが出てくるので、安心していただけます。

また、一般的にアメリカでは和食レストランはどこも高級ですが、LAには気軽に通えるようなお店がたくさんあります。競争が激しいからか、すっかり庶民の食べ物として根付いているからか、和食レストランは他の都市に比べると確実にリーズナブルです。子どもたちが好きで、「Coco壱番屋」には毎回行きます。(笑)



日本語が話せて当たり前?!

日本のヘアサロンだってたくさんあります。オット実家の近くに、気に入って里帰りの旅に通っている日系ヘアサロンがあるのですが、以前そこで働いていた日本人の美容師さんに、「テキサスから来てます。」と話したところ、

「えー!!!ってことは英語ですよね?日本語通じませんよね?すごーい!!」

といわれたことがあります。(笑)いやいや、ここはアメリカ… 日本語が通じる方が普通でないですから。でもそんな風に言わしめてしまうほど、LAには日本が根付いているのです。

日系スーパーマーケットの品ぞろえに感激。

そして、ある意味日本よりもすごい!と思うところが、日系のスーパーマーケットです。LAの日系マーケットで買い物をした後に、実際に大阪の実家に帰って近くのマーケットに行くと、がっかりしてしまうことがあるくらいなんですよ。

だって…

LAの日系マーケットには、特別な調味料などまで、ずらりと揃っていたりします。わたしはいつも京都の「千鳥酢」をLAで買いますが、例えば日本で一般のスーパーマーケットに行っても、こういったちょっと特別な調味料はなかなかおかれていません。日本のスーパーは最近ではどこもかしこもイオン系になってしまい、自社製品の「トップバリュ」しかおかれていなかったり… しませんか?今回わたしが『ニジヤマーケット』で買った、みりん。



岐阜県産で、昔ながらの伝統製法で作られているものです。



もちろん、お値段は少し割高ですが、LAの日系スーパーは本当にバラエティ豊かです。日本の色々な土地出身の人がお買い物に来るから、それに対応する必要があるのでしょうね、きっと!

日本でもよっぽどこだわりのある人や地元の人しか使わないだろうこんな調味料が、いつでも手に入る環境が、とってもうらやましいです。日本のお酒もこんなに豊富で、お値段もお手頃です。



お蕎麦の種類もこんなに!



割烹だって、本格的。

年末の里帰りの際には、お友達と以前からお気に入りの割烹『 TAKAO 』というお店に食事に行き、「おまかせ」コースをいただいたのですが.. 一番最初に出てきたのは、「生の白魚にとんぶりがのった一品」、でした。



今写真をよく見てみると、どうやら顔(目?)の部分を取り除いてあるような気がしますが.. これはきっとアメリカ人への配慮なのでしょう。アメリカ人は魚の顔をとっても怖がるので。(笑)

こんな食材は、オースティンではまずいただくことが出来ません。またNYなどでいただけば、お値段はきっと2~3倍です。ちなみに、こんな茶わん蒸し(ウニのトッピング!)もいただきました。感動のおいしさでした。



LAで日本を満喫するのも、きっと楽しい♪

わたしが毎年LA行きを楽しみにしている理由が、お分かりいただけたでしょうか。(^^)/アメリカ在住で、「日本に帰りたいけれど、なかなか帰れない… 」「でも国内旅行くらいなら何とかなりそう.. 」という方は、LAで日本を満喫してみるのも、いいかもしれません。(笑)

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LAへの里帰り2016⑲🌴〆は、「CoCo壱番屋」のカレーで(^^♪



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主に食べ物に関する記事を書いています。ハイテク関連の会社に15年勤めた後、退職。現在は「好きなことを仕事にしたい!」を目標に、ブログを書きつつ、クッキングスクールでアシスタントの仕事をしています。

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