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シリコンバレーで話題のデジタルアート集団!?『チームラボ』展示会に行ってきた。

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  こんにちはカコイです!もうすぐ夏本番という時期ですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。僕は夏が来るということでルームメイト達と腹筋をしようとして、地面に上半身をつけるときに思いっきりコーラ缶のパックに頭を強打し、10年ぶりのたんこぶを作ったので、もう筋トレは今夏挑まないと決めた夏の日を過ごしております。

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さて、普段ロサンゼルスにいる僕ですが、春の学期と夏の短期授業の合間のなんちゃって夏休みでサンフランシスコへ来ました。

今回は、その時に行ったシリコンバレーのPace Art + Technologyで行われていたチームラボ( Team Lab )という企業の展示会に行って来たので、その中で特に魅力的だった展示品たちをシェアしたいと思います!

チームラボ/Team Labとは…

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東京都文京区に本社を持つ、独立系のシステムインテグレート企業である。東京大学発のベンチャー企業として知られている。ウルトラテクノロジスト集団を自称し、プログラマ(アプリケーションプログラマ、ユーザーインター フェイスエンジニア、DBエンジニア、ネットワークエンジニア)、ロボットエンジニア、数学者、建築家、Webデザイナー、グラフィックデザイナー、CGアニメーター、編集者など、情報化社会のさまざまなものづくりのスペシャリストから構成されている。芸術を主体とした先鋭的なモノ作りを得意としている。【引用 https://ja.wikipedia.org/wiki/チームラボ】
実は僕、3ヶ月ぐらい前にラスベガスで開催されたウォータープロジェクションマッピングを弾丸旅行で見に行くぐらい、デジタル・アートが好きなので、今回の展示会もしっかりと事前に調べてオンラインチケットを購入し、旅行前から準備をしました。

↓iPhoneのウォレットアプリに入れたチケット。(実際に入るときは名前を言えば入れたので必要なかった)(´・ω・`)
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ってことでやって来ましたチームラボの展示会場の『TeamLab★ in Pace Art + Technology』!!!!!

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展示場は『リビングデジタルスペース』と『フューチャーパーク』という2つの建物に分かれていて、流れ的に『リビングデジタルスペース』の方に先に入場だったので、今回は、『リビングデジタルスペース編』をお届けします!(次回、『フューチャーパーク編』予定)
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瞬間がその時にしか見られない小さな光の集合の立体デジタルアート
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中に入ると、こちらの巨大なスクリーンがすべて小さな光る物体が均等な間隔で配置されていて、

「ゴォオオー」

と音を鳴らしながら、炎のような細かい光が正方形の中で動き続け、彫ることによって創られる彫刻を、細かな光で演出。時々、大きくなる炎の中心部は白く光り、外側は黄色と赤色で実際の炎のように色が絶妙にレイヤー化されてとても綺麗な作品でした。また、コンピュータープログラムによって立体物が創られるので、見た瞬間瞬間がその時にしか見られないアート。

小さな子供から大人たちまでジーっと謎の立体を見つめたり、パーテーションで規制がされているギリギリまで近寄って不思議そうに作品を眺めていました。

 
人の動きを探知して花が咲き乱れるデジタルアート
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なんだか幻想的だなぁと思いながら奥に進むと、こちらのような光り輝く花いっぱいの展示物がありました。こちらの花で埋め尽くされた絵は、人が近づくと、反応して花が咲き、人が近づかないと花が枯れる仕組みになっていて、常に花が動き続いていました。これは写真だとわかりにくいのでタイムラプスの動画を撮ってきました。

 
各スクリーンがつながっているように見えるデジタルアート
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こちらの部屋には格好良いBGMと共に4枚の大きめのパネルと1枚の壁のスクリーンがあり、プロジェクターで映しだされたカラスたちが優雅に飛んでいました。入ると映像の途中だったらしく、一面壁にはカラスが並んでいました。数年前から流行りだした『プロジェクションマッピング』とは違って、底にあるのは5枚のパネルだけなのですが、真ん中の後ろの壁に背中を付けて全体を見渡すと、全部の画面がつながっているように見えました。(暗いから上手く取れないのが辛い…)ちなみに、この作品は、「追われるカラス、王カラスも追われるカラス、そして分割された視点」というタイトル。

カラス以外にもこちらのような色鮮やかな青や緑の花が一面に映しだされて、来る人達はみんな見ながら立ち尽くしていました。自分もジーっと見つめていたら5.6回ぐらい通しで見てしまいました…。

 
水の動きを繊細な線と色で再現された滝
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通路の突き当りに何やら滝のようなものが。これはヤバイな…(ヤバイ以外の言葉が出ないぐらいヤバイ)と思いながら吸い込まれるようにスペースの方へ。

映し出されたこちらの映像の滝は、ただの物理演算で水が落ちてくるように創られた滝の映像とは違がっていて、水を表現する一本一本の細かい線が、しっかりと岩の凸凹をなぞりながら重力に引き寄せられて落ちていくんです。青色の水も、岩を沿う度に広がって色が薄くなっていき、落ちていく水の周りには水しぶきが立ち、まさに本当の滝のよう。水の動きが繊細な線と色で再現されているので、まるで水が生きている。そんな錯覚に陥りました。

 
360度花のお部屋のデジタルアート
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滝の展示スペースの真横にあるカーテンを抜けるとそこには花で埋め尽くされた部屋が。360度部屋中に花・花・花が咲いていました。咲いた花が花びらを巻きながら静かにゆっくりと動き、そして枯れる。そしてまた咲き乱れ新しい絵になる。

不思議な花の一生を壁際に座りながら、部屋を見渡して、鑑賞します。時々蝶が飛んでいて、子供がそれを追いかける。自分たちが小さい時に蝶を追いかけていたのと同じような光景が、このデジタル・アートのスペースで見れるとは思っていませんでした。

 
スマホと連動したデジタルアートの惑星
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さぁ最後の展示作品です!最後の展示は何やらスマホでWebページを開いておく必要があるみたいなので、係のお姉さんに教えてもらいながら用意。

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遠くから見える入り口がすでにやばい(・∀・)

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上の画面にあるスマホの画面の中で自分の見たい惑星を上にひょいっとするとゴォオオオっと光輝きます。中の方はライトですこし暑くなっていて、他の人達もみんなスマホでヒュイってするので、思うどおり自分の見たいのが見れなかったりします。

 
まとめ
今回、僕は日本にいるときから、ずっと行きたかった『チームラボの展示会』に、シリコンバレーという世界で一番コンピューター技術の発達している地域で見ることができました。行く前は、『どんなすごい技術が見れるのか』、『最近、流行のバーチャルリアリティ(以下VRと表記)とか拡張現実(以下ARと表記)を駆使したアートなのかなぁ』と考えていましたが、実際に見れたのは、『生を感じる繊細なデジタル・アート作品』でした。

もちろん、プログラミングや赤外線センサーなどの最先端技術も使われていますが、VRやARのような実際にあるように物体を映し出すのではなく、ここでは、あくまでも、『アート』に生を与えデジタルで表現する作品は、別の意味で実際にあるように物体を表現していました。

では、次は今回お伝え出来なかったもう一つのチームラボの展示場、『フューチャーパーク編』の記事でお会いしましょう(∩´∀`)∩
これを書いた人
Kakoi
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