ポートランド

アメリカの食料廃棄事情『フードバンク』に潜入してきた(゚∀゚)

5月 28, 2019

昨日は、アメリカは『メモリアルデー』!なので、今回は、アメリカって(というかポートランド)が『人間にも地球の将来の幸せを効率的によく考えられた本当にいい町だなぁー!(๑´⍢`๑)』と最近感動した話を少し。

私が住む街、アメリカのポートランドでは、『フードバンク』言葉をたくさん聞きくのですが、前にポートランドのレンストランで働いていた時に、ボスちんが『フードバンクに食料を寄付している話』や友達が『フードバンクでボランティアしたよ( ´ー`)』って話を聞いていて、

BOO
まじで、フードバンクってなに?カッ!

って、ずっと思っていたんですが、フードバンクとは、『ローカルの農家や企業が余った食料を低所得者の人たちにタダで食べ物を提供するところ』らしいのですが、それでもイメージがつかず、しつこく質問しまくる見かねたシェアメイトが連れて行って行ってくれたのである。しつこすぎた。すまんのう。( ´˂˃` )

結果的に、

BOO
いやー、ディズニーランドよりも感動した。

ので、その感動したポイントを書きたいと思います。いやー、行ってよかった。よかった。

ポートランドNE『food pantry(フード パントリー)』に早速潜入!

今回行ってきたのは、ノースポートランドにある『food pantry(フード パントリー)』という場所。ちなみに、BOOは、『pantry パントリー(貯蔵庫)』を『パンティー』と呼び間違えて上に『フード パンティー』と連呼しながら、最終的に、

BOO
フード パンティーって名前やばくね?

と教養のあるシェアメイトに聞いたところ、声を失いながら完全にドン引きしていた。色々すまんのう。( ´˂˃` )

毎週第2、3、4日曜日、2時から3時30頃までやっているよ。他にもいろんなところで毎週が開催されているよ。

ホームレスじゃなくても食料がタダで貰える。

フードバンクは『低所得者の人たち』が『売れなくなった食料品』をタダで貰えるところ。なので貧乏なBOOにぴったりなのですが、でも私は、『ホームレスさん』たちが並ぶ炊き出しのようなイメージしていたので、家がある私なんかが並んでいいのかとちょっとドキドキしてたのですが、行ってみると、全然違ったのでアール。( ఠ‿ఠ )

どっちかというと、家のありそうな白人さんが多くいた。ただ、働き盛りの20−30代の若い人たちはあまりいなかったかな。

ちなみに、フードバンクで提供される食料は、すぐに食べられるホットミール(惣菜)よりかは、自炊用の食料品が多く、

家がなくキッチンが使えないホームレスさんよりかは、家のある『低所得者』の人たち向き。

な感じだった。そして、それは、つまり、私のことだ。( ´˂˃` )

全ての人に平等に食料が行き渡るようにとしっかりした仕組み。

行ってみると、最初に受付のディズニーランドにいそうなリス顏の可愛いおじちゃんがぴょんぴょんと、『フードバンクの仕組みを』詳しく説明してくれた。私は心の中でこのおじちゃんのことを『チップ』と呼ぶことにした。≖‿≖

まず、初回であれば、上のアンケートのような紙に記入し、そのあと名前を呼ばれるまで待つように。とチップが指示をくれてテキパキ他の人たちを指示していた。さすがチップ、働き者である。私たちが行ったのは、2時頃だったのだが、すでに30人ほどすでに待っていて、ディズニーランドのアトラクション並みに並ぶことになった。出来るだけ、早く行った方がいいぞ。

チップに名前を言われてからは、個室に行くように言われそこで、一緒に生活している人の人数など、私がどれくらい食料を貰えるのかを即決で簡単にきめてくれた。(具体的な所得は全然聞かれなかった。)

ちゃんと、全ての人に食料が上手くいきわたるように、個人によって『必要な貰える量』を割り振り当てる仕組みである。なので、私たちが行ったのは、ほとんど終わりだったのだが、食料もなくなることなくたくさん残っていた。

こちらが、個人によって違う具体的に何が貰えるのかわかるシート。赤は『肉』、緑は『野菜』、黄色は『デイリー』など貰っていい数が書かれていある。これを参考にして、貰っていくんだじょ。

ローカル農家&企業から売れなくなった食料品が寄付される。


[待合室に設置された、無料のコーヒーコーナー]

で、先ほどの『どれくらい貰えるかのシート』を持って、いざ、食料コーナーに行ってみる。もう一度言う、全て無料で貰えるのだ。( ✧Д✧) カッ!

[食料のところに書かれたこの食料が何色なのかを示すカード。この色をみながら、自分の貰える目安シートを参照にしてもらっていく。]

まずは、フルーツコーナー。上の写真のサインに『4個で、1ポイント』と書かれている通り、私のもらっていいフルーツは、4ポイントまでなので、オレンジをもらいたい場合は、16個までもらっていい計算になる。かなり多い。

そして、冷凍品コーナー。冷凍コーナーには、『オーガニック丸ごとチキン』と『牛肉』や『白身魚』などたくさんの置いてあった。

缶詰や、小麦粉、パスタなどの乾き物コーナーには、トマト缶、コーン缶などなど缶詰も豊富に並べられていた。缶詰の後ろを見ると、『ウォルマート』『ウィンコー』などの大手スーパーの表示もあって、大手スーパーもフードバンクに提供していることがわかる。

ポートランドローカルのメーカーの『オーガニックな小麦粉』。買うとめっちゃ高いので、助かる。ありがたやー。ありがたやー。

古着も置いてある!y( ºº)y y( ºº)y y( ºº)y

苗もあったが、なんの苗かわからぬまま、今は菜園に夢中なのでとりあえずゲット(´▽`) '`,、'`,、

最後は『check out』というコーナーで、ちゃんと自分の制限された量であるか、自分が選んだ食品の重量を係りの人が測っくれて、無事に貰えるという仕組みでアール。

ボランティアの人たちが楽しそうに働き、受け取る人たちもお互い幸せそう。

[チェックアウトで、自分の買った量を測ってくれるボランティアの気さくなスポーツ選手並みのお兄ちゃん。]

本当に感動したのは、フードバンクの会場が活気があったということ。チップを先頭にボランティアの人たちも楽しそうに、和気藹々と動いていたし、受け取る側も大きな声で、『ありがとう!フードバンク!めっちゃ助かるよ(๑´⍢`๑)』てな感じで帰り際に叫んで行くおばちゃんがいたり、ここはディズニーランドのように『夢の島』ならぬ『夢の貯蔵庫』なんじゃないかと錯覚して思えてくるくらいだった。

食料廃棄を減らし、人にも地球に優しい仕組み。

農家や企業から出る大量の食料廃棄を無くし、必要な人たちに分ける。

ポートランドでは、多くのローカル農家や企業が『フードバンク』の取り組みに参加して、『農家、企業側』も『消費者側』も、同じ地球上に住む『人間』としてお互い、ハッピーになれる仕組みをどんどん考えて行動している。

そして、どんな人も受け入れてくれて、ジャッジせずに、声をかけてくれる。そして、その声をかけてもらった人が、今度はここでボランティアしようと思う。そんな『心の中でポット花が咲いたよう』な素敵な循環があるのがポートランド。

『困窮者支援と食品ロス問題の取り組み』が先進国で盛んになりつつある。

最近、アメリカの他に、ヨーロッパ先進国もまた食糧危機、食料ロスの取り組みがかなり進んできているじゃないかなと。いち早く売れ残り食品の廃棄を禁止する『フードバンクなどへの提供』法律が作られたフランス、もともと『フードバンク』の取り組み盛んなイギリス、廃棄をつかったレストランなどのニュースをたくさん耳にする。

先日、ユーチューブを見ている時に、食べれそうもない量を頼み無理やり食べている人をみて複雑な気持ちになったのだが、その反面で、こうしてフードバンクで次世代の為に考える人々や取り組みを目の当たりにし、今度はなんだかとっても幸せな気持ちになったのであーる。なので久々に長ーい記事を書いてしまった。(´ε` )

今度は、ゲストじゃなくて、クルーとして、『フードバンク』でボランティアをしてみたいなーと思う。また、いろんな友達ができるんじゃないかと。そして、いろんな人に出会えて面白いんじゃないかなーと。⊂(´ω`⊂ )

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