アメリカだからできる荒技 (?!) 小遣い稼ぎに自分の髪の毛を売ってみた [後編]

       
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hanaemon

Jun.16.2015 - 06:58 pm

皆さん、こんにちは!

こんな記事を書いたことすらスッカリ忘れてたダメな私を許しください(@_@;;;;;)はっちすたじお開設初期に書いたものなので、前編記事の存在すら知らない人の方が多いと思うので、もしよかったら読んでみてください → http://hatchstudioinc.com/archives/1579 ザックリおさらいすると、お金欲しさに自分の髪をインターネットの専門サイトで売った体験をまとめた話です。

そして今回の投稿はその完結篇です。

前回の記事は、アメリカの専門サイトに自分の髪の広告を作成してアップしたら、その日のうちにバイヤーから返事があった、というところで終わりました。返事はワンサカあったわけではないんですが、程よい感じに何通かすぐに来ました。この時点でテンションがいっきに上がる単純な私。そして早速メールの内容をチェック!

ほとんどのメールが「とても興味があるので、もっといろんな角度で撮った髪の写真をアップしてください」という内容でした。さすがにあのヤル気3%な画像二枚だけでの交渉成立は無理だったらしい。でも新たに写真を撮り直すのが面倒くさかった私は、とりあえずこの一件を一晩寝かすことにしました。

広告用に撮った髪の写真。

広告用に撮った髪の写真。



次の日に改めてメールをチェックしてみると、広告への問い合わせがさらに来てました。これは、さすがにもうちょっと真剣に取り組んだ方がいいなと思ったので、本格的にバイヤーを絞る作業に取り掛かりました。

まず誤字脱字が多いメールを書いたバイヤーはアウトにしました。多少偏見ではありますが、誤字脱字が多いメールはスパム(詐欺・迷惑メール)である可能性があるからです。メールアドレス自体が怪しい感じがしたのもアウトにしました(例えば「7hjn395xb38@hotmail.com」みたいにランダムな数字や文字がいっぱい並んでる、など)。

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そうして色々消去していった結果、最終的にある二人のバイヤーに絞りました。仮に名前をAさんとBさんとしましょう。この二人にした決めては、どういう目的で髪を買いたいのかがハッキリしてること、買う髪のクオリティーにこだわってること、そして何よりも魅力的だったのは、私の提示した値段(20インチの髪の毛を$500)で今すぐにでも買いたい、もしくは他のバイヤーからオファーが来てる場合はもっと払ってもいい、と言ってきたからです。

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まず最初にAさんに返事を書きました。Aさんが希望した形式で髪の写真を取り直して、それプラス「他にもオファーがあるので、あなたを候補の一人とさせていただきます」てきな メールを送ったら、「私に売ってもらえるなら$700払います」といった返信が!な、な、ななひゃく?!!($ ▽ $)イェスプリーーズ!!と、しばらく大興奮。ここで調子に乗った私は、次にBさんに「現時点で$700のオファーが他にあるので、$800でOKでしたらあなたに売ります」という内容のメールを送信。そしたら「坊主にして、その髪の毛を全部もらえるなら$800払います」と返ってきました。は、は、はっぴゃくイケたーー!でもマルコメ希望ーーー!!お前のBはBOZUのBだったのかーーー!!とテンパるわたし。

でも実は、死ぬ前に一度はロックな坊主頭にしてみたいという密かな願望を持ってた私にとっては、まんざらでもないオファー。「$800」っていう素敵なキッカケがあれば、ついに「丸坊主」という名の冒険に踏み出せるかも?? そう思った私は少し考えた末に「やってもいい」とBさんに返信。

でもその後いろいろと話してみたら、Bさんの条件が結構ややこしいことが発覚。Bさんの要望では、私が髪を美容院で切って、その髪を特殊な方法で包装して、それをBさんの元まで郵送してほしいとのこと。$800は超欲しいけど、そんな面倒くさいことしてまで坊主になりたくないかもと思った私は、一度Bさんとのメールのやり取りを中断。そして悩む。

ロックな坊主頭(注:イメージ)

ロックな坊主頭(注:イメージ)



そうこうしてるうちに、完全にほったらかしにしてたAさんから新たなメールが……!「私に$700で売ってもらえるなら、私自身があなたの髪を切ります。私は人の髪を切った経験は何度かありますが、プロではないので多少不恰好にはなります。そのかわり、切った後の頭に残った髪の毛を整えるための美容院代もこちらで払います」とのこと。

つまり、私がしなくちゃいけない事はAさんと会って髪を切ってもらうだけ。そうするだけで$700+美容院代! ハイ、即決!! アディオス、Bさん & BOZUな私!!!

早速Bさんに断りのメールを送ったあと、今度はAさんと断髪日の打ち合わせ。なかなかお互いのスケジュールが合わず、結局日にちは約一ヶ月後に。髪を切るのはいろいろと散らかるので場所は公園みたいなところがいい(!!)というAさんのススメもあり、最終的にはオークランドのとある公園に決定。万が一のことに備えて会うのは週末のお昼時に設定して、無事交渉成立。

断髪が行われたオークランドの公園。

断髪が行われたオークランドの公園。



そしてドキドキの当日。バイヤーがただの髪フェチの変態の可能性を心配する私の旦那っちも待ち合わせについて来てくれることに。公園に早めに行った私たちはとりあえず現場をチェック。指定した公園は結構人通りも多く、一安心。次に髪を切るのに使えそうなベンチを探してたところに、バイヤーのAさんがついに登場!

「あら〜 見張り役も連れてきたのね。大丈夫よ、噛みつかないから♡」と迎えてくれたAさんは、とてもナイスな白人のゲイのおじさまでした。そして早速近くにあったベンチに座って作業を開始することに。Aさんはプロではないと言ってたにも関わらず、ちゃんとした散髪器具をいろいろ持ってきててかなり好印象でした。美容院が使う前掛けみたいなのを私に装着させると、私の髪をいくつかのポニーテールに結びました。そしてそれらのポニーテールをそのまま切り落としていきました。

スギちゃんもビックリなワイルドな展開に動揺&興奮する私。それをお構いなしに動画&写真を撮りまくる旦那っち。そして黙々と髪を切るオネエなAさん。そんな昼下がりのカオスは30分くらい続きました。

髪を切り終わったAさんは上機嫌で、私の髪をすごく褒めてくれました。どうやら、量と質がすごく良いらしく、髪が伸びたらまた是非連絡して欲しいと言われました。「この髪ならもっと高くても買ってたわ!」とのこと。よし、次はもっとすごい値段で売ってやるー!と心に誓った私。そしてAさんはその場で現金でお支払い。お互い大満足で断髪は終了。私の髪はかなりボサボサ&ザクザクな感じになってたので、その日のうちにあらかじめ予約しておいた美容院に行ってちゃんとしたショートカットに整えてもらいました。

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しめ縄のようなポニーテールの残骸を握りしめる私。



まとめ:経験としては最高に面白かったです。でも私はもともと髪の毛でいろいろ冒険するのが好きなので、こういうことをするにあたってはそういう遊び心を持つことが大切ですね。私の髪の毛は伸びるのが早い上に、腐るほど量が多いので「どうせすぐまた生え変わるっしょ」的な感覚でいろんな髪型や色にしてきました。それでも公園で髪を切ったすぐあとは、いくらプロに整えてもらったとはいえ、微妙な髪型である期間は何ヶ月か続きました。でもそれでも大丈夫だと思う人(&自分の髪に自信のある人)は一度挑戦してみるべきだと思います。いいお金になりますよ!あと、この話をすると初めて会った人とでもすぐに会話が盛り上がれるので、最強の鉄板ネタになってます。そういう意味でもすごくいい経験になりました!

ちなみにAさんに「友達に髪を売りたいっていう人がいたら紹介してね♡」とも言われたので、興味のある方は是非ご連絡ください!

       

hanaemon

アメリカ生活11年目突入。ニューヨークのマンハッタンで9年間過ごしたのち、カルフォルニアのバークレーに移住。いろいろレポートしたい気持ちとは裏腹に、スナフキン化が止まらないハイパーメディア幽霊部員。