アメリカ人オタクの祭典、アニメコンベンションに行ってみよう!

       
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Koko

Jul.16.2014 - 09:03 pm

つい先日、ロサンゼルスで北米最大のアニメコンベンションであるAnime Expoが開催されました。行けなかったのがめっちゃくやしいので、記事を書いてみることにしました。来年は行きたい!ということで今日は、アメリカのアニメコンベンションを紹介したいと思います。

アニメコンベンションって何?

アニメコンベンションはアメリカやヨーロッパなどで開催される、アニメを主題とした大会/イベントです。よく省略して○○コンと呼ばれています。ここ北カリフォルニアで一番大きなアニメコンベンションはFanime Conで、2013年度の参加人数は25,542人だったそうです。これは全米で5番目に大きなコンです。私は2013年と2014年のFanimeに参加しましたが、想像以上に大規模で圧倒されはしましたがとても楽しかったです。

アニメコンベンションの 開催場所と日時

アニメコンベンションはたいていの場合、金-日曜日の3日間開催されます。また祝日と組み合わせ、4日間の開催といったコンも多数あります。例えばFanime Conは、Memorial Day (戦没将校追悼記念日、アメリカの祝日であり、5月の最終月曜日)をまたぐので、金-月曜日の合計4日間の開催です。会場は主にコンベンションセンター、ホテル、コミュニティセンターなどです。

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Fanime Conが開催されるSan Jose Convention Center

 アニメコンベンションの参加方法

コンベンションの当日飛び入り参加は可能です。その場合、受付でバッジを買います。大き目のコンベンションだと3日から4日間開催されるので、Weekendバッジを買うとお得です。もちろん当日のみのバッジもあります。このコンベンションに絶対行く!と決めてらっしゃる方にお勧めなのがPre-Registerationです。コンベンションの数ヶ月前までにバッジをウェブサイトで買っておくと、数十ドル安くなるので絶対行こうと決めているコンであれば、私はPre-Regをするようにしています。

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今年のFanimeバッジです。かわいい。当日バッジはイケメンお兄さんのイラストでした。

日本のコスプレvsアメリカのコスプレ

コスプレイヤー数<カメラマン数の日本に対して、アメリカでは圧倒的にコスプレイヤー数>カメラマン数です。アメリカ人の方がお国柄的に目立ちたがり屋が多いのかなと私は勝手に思い込んでいます。

日本では完コス(出来るだけ完璧にキャラクターのコスプレをすること)に対するプレッシャーがアメリカより強いと思います。日本のコスプレのクオリティーがものすごく高いのはその由縁でしょうか。もちろん、アメリカでも完コスを目指している人はたくさんいるのですが、日本と比べるとかなり寛容なムードです。極端な例だと、ダンボールにマジックでGUNDAMと書いてかぶるだけとか…ですが、それが逆に面白い!めっちゃクリエイティブ!写真撮らせて!と写真攻めにされているコスプレイヤーもちらほら見かけます。なんでやねん。

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さらに日本では、コスプレのルールがとても厳しい印象があります。コスプレの出来る会場と出来ない会場、コスプレゾーン以外でのコスプレ禁止、会場までコスプレで来るなんてもってのほかです。(多分) 一方アメリカでは、コスプレをしてはいけない会場というのは聞いたこともないですし、家で衣装を着てそのままイベント会場まで行く人もかなりの人数いると思います。場所によっては着替えの出来るところが限られていたりするので、実際私もコスプレ姿のままBART(ベイエリアの地下鉄)移動を何度かしたことがあります。(こう書いてみるとちょっと恥ずかしい)イベント会場に近づいてくると、コスプレ姿で車を運転している人がちらほらいて、なかなかシュールで面白い光景です。ハロウィンがあるので仮装を受け入れやすいのかもしれないですね。

逆にアメリカが日本より格段に厳しいと思ったことは、コスプレの武器に対するルールです。コスプレには付き物の武器の小道具ですが、武器の形をしたものは、コンの実行委員会で、承認されなければいけません。ご存知の通り銃社会であるアメリカでは、犯罪歴がないアメリカ人であれば比較的簡単に銃を手に入れることが出来ます。そのため銃の形をした小道具やおもちゃは必ず蛍光オレンジのプラスチック片または塗料をつけることが決まりになっています。(これはコンに限りません)日本刀のレプリカなどでも、鉄で出来たものは大概結束バンドで鞘から抜けなくされるか、禁止といわれてしまいます。

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こんな感じで先っちょが蛍光オレンジ

一度田舎のホテルで開催された小さなコンベンションに参加したとき、特殊戦術部隊みたいな感じのコスプレをしていた参加者が、コンのことを何も知らない宿泊客に通報されていました。大事にはならなかったのでみんなで笑い話にしていましたが、下手すると警察に射殺されるよなぁと思いちょっとぞくっとしました。武器の形をした小道具をコンベンションに持っていく予定の場合は、コンベンションのウェブサイトで詳細を確認してから、参加しましょう。

主なイベント一覧

Fanimeのような大き目のイベントだとステージがあり、そこでは、メイドさんが踊ったり、ファンが作ったAMV(Anime Music Videoアニメなどの映像ををつぎはぎして音楽をつけたもの、日本で言うMADのようなもの:著作権的にかなりアウト)上映会、チャリティオークションなどがあります。通りがかりに立ち止まる程度でしか見たことないですが、割と楽しいです。

パネルと呼ばれる討論会的なものも代表的なイベントの一つです。パネルではトピックがあらかじめ決まっており、そのトピックについてディスカッションするというなんともアメリカなイベントです。議題はアニメ/漫画関連が多く、ゲーム、声優、コスプレ小道具の作り方まで多岐にわたります。パネルは司会進行役が下手だとつまらないので、あたりはずれがあるかな、と私は思っています。

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BLEACHのパネルの様子。参加者も司会者もコスプレ。

またビデオルームなる、Crunchyroll(コンのスポンサーだったような気がします)などから提供されたアニメを常時上映している部屋もあり、疲れたらここでアニメを見ながら休憩することも出来ます。この間のコンではエリア88という結構古いアニメを上映していて渋いセレクションに感動しました。ビデオルームの他にゲーマーズルームや漫画ルームもあり、一日中そこでゲームをしたり漫画を読んだりしている人を見かけます。

アーティストアリーというアーティストが自分の作品を売る部屋も設けられています。アーティストアリーは日本のコミケに少し近いと思います。アニメ/漫画ファンの人たちが、自分の書いた絵のポスターやキーホルダーを作って個人のブースで売っています。日本では同人誌がほとんどですが、アーティストアリーではポスターやぬいぐるみ、アクセサリーがほとんどです。アーティストにスケッチブックに好きなキャラを書いてもらう(こちらではコミッションといいます)というサービスはアメリカにもあります。かなり素晴らしいアートがいっぱいなので、ほとんどの参加者がここかディーラーズルームで散財してしまいます。

ディーラーズルームは主に物販です。日本からもSEGAやアニメイト、紀伊国屋など(うろ覚え)、色々な企業が参加します。その他のベンダーも多数おり、(割高ですが)日本のオタクグッズは結構何でもそろっています。ガンプラ、フィギュア、コスプレ衣装、ウィッグ、武器のレプリカ、食玩、漫画、変なところではポッキーやラムネなどの日本のお菓子もよく売っています。アメリカで有名なコスプレイヤーのYaya HanもFanimeではここでブースを構えてました。

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小さめのディーラーズルーム

ゲスト

コンベンションには必ずゲストが招かれます。今年のFanimeでは数年前にBLEACHというアニメの主題歌を歌ったHOME MADE 家族が日本から招かれていました。ゲストはアニメ系の歌手や声優、イラストレーター、漫画家、アニメディレクターなどが多いです。小規模なコンベンションでは英語吹き替えのアメリカ人声優さんなどが招かれます。大規模なコンベンションですとゲストが凄く豪華だったりします。ライブイベントだったり、トークショー、サイン会があるのでたくさんの人が詰め掛けます。

マスカレード

マスカレードはコスプレ衣装を着た参加者が、歌や劇、踊りを披露します。コスプレ衣装コンテストも同時に開催されます。審査員はベテランのコスプレイヤーや実行委員の面々です。サクラメントのコン、Sac Animeに行ったときは、見事なFrozen(アナ雪)の口パク劇をしている人がいました。マスカレードはいろいろな人のパフォーマンスを見れるので結構お勧めですが、こちらもパネルと同じく当たり外れはあると思います。

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コスプレ衣装コンテスト

これだけのイベントが1日中×3日間ノンストップであるので、参加者の多くはコンベンションセンターの周りにあるホテルに泊まります。Fanimeではホテル予約の開始から30分で会場から近いホテルは完売していました。ホテル予約は速めにするのが得策です。

頑張って作ったコスプレの発表が出来たり、新しい友達を作ったり、イベントに行ってみたり、アーティストアリーでお金を使い果たしたり、ホテルでだらだらしたり、かなり疲れますがとても楽しいです。

今週末もJ-POP Summit Festivalというイベントがサンフランシスコジャパンタウンで開催されます。ラーメンもあるので、参加してみましょう!

http://www.j-pop.com/2014/

 

Featured image: https://flic.kr/p/5Lgd7Z

San Jose Convention Center: https://flic.kr/p/gxBBaD

Cardboard Gundam: https://flic.kr/p/ewWYbv

       

Koko

バークレー在住。大学留学を機に渡米し、いつの間にかアメリカ暦7年、ベイエリア暦は3年目に突入しました。映画、漫画、アニメ、コスプレ、動物全般が好き。猫2匹とまったり暮らしています。