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900万回再生!?アメリカ『パルクール』忍者女子高生♡泉ひかりちゃんにインタビュー!

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  皆さんこんにちはToshiです。まず初めに、皆さんにこちらの動画を御覧ください。


[ ※900万回以上再生された忍者女子高生こと、泉ひかりちゃんがパルクールで出演しているサントリーのCCレモンのCM ]

WebCMとしてサントリーからYoutubeに投稿されたこの動画。公開1週目でTwitterやFacebookで拡散され300万再生を余裕で超えました。このCMの見どころはずばり忍者女子高生。制服を着た女子高生が簡単に障害物を飛び越えていったり、回転して飛んだり…というところが流行った理由です。

再生900万回超え!パルクール移動術を使った『サントリーの忍者女子高生』


この動画内で女子高生達が演じている動き、これはパルクールと呼ばれる移動術だそう。パルクールはまだ日本では名前すらあまり知られていませんが、CMやミュージックビデオ、映画の中でさえも活躍しているスポーツです。

そして今回なんと、この忍者女子高生に出演している一人が今ロサンゼルスに留学しているとの情報を手に入れ…早速インタビューをしてきました!!パルクールの魅力やロサンゼルスでのミートアップのお話、正規留学についてお話を聞いてきました!

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泉ひかり
「忍者女子高生」として話題になったCMに出演。日本では数少ない女子トレーサー(パルクールをする人)として多くの映像作品に携わる。JPWC(Japan Parkour Women's Community)を立ち上げ女性向けのパルクール練習会などを開催している。2016年の初めからアメリカのコミュニティカレッジに留学中。


僕(Kakoi)
まず始めにパルクールについて教えてもらえますか?

泉ひかりちゃん
パルクールは、元々フランス発祥の軍事トレーニングで、それをもとに一般のトレーニング、スポーツ、移動術、パフォーマンスなど、今、様々な形で世界中に広がりを見せるスポーツです。





『パルクール』のきっかけは何気に見た『眼鏡市場のCM』


僕(Kakoi)
パルクールをひかりさんが始めたきっかけは何でしたか?



[ ※興味を持つきっかけになった、当時珍しかったパルクールが演出された『眼鏡市場のCM』 ]

泉ひかりちゃん
高校生の時に昼の情報番組で特集されていた眼鏡市場の『Free Fit』という激しい動きをしてもズレないメガネのCMでパルクールが演出で使われていたんです。その番組で始めてパルクールのことに興味を持ったのがきっかけです。

僕(Kakoi)
へぇ!今ではよく見ますけど、当時はパルクールはまだ珍しかったんですね!

泉ひかりちゃん
そうなんです!そして、その『眼鏡市場のCM』に影響されて、自分も挑戦してみたいと思ってインターネットで調べたら、大阪を中心にある団体が初心者講習会を無料で開催していたので早速参加してみました。当時パルクールについても全く知りませんでしたし、初めは男性が多いイメージがあって、講習会に行っても女性一人なんじゃないかと不安でした。なので弟と一緒に参加したんですが、女性の数は参加者20人中5,6人と想像よりも多く、気軽に楽しく過ごすことができました。それから練習会があるときはほとんど参加していました。


『パルクール』は実は体育が苦手でも気軽にできるスポーツなのに女性がまだまだ少ない


僕(Kakoi)
全く知らないスポーツの練習会に参加することって凄く勇気のいることだと思います。パルクールは映画や上のYoutubeの「忍者女子高生」の動画を見ると、危ないのでは?というイメージがありますが、実際どうでしょうか?

泉ひかりちゃん
私自身はパルクールを始めるときには危ないというイメージより、楽しそうというイメージが強くその面でためらうことはなかったです。『パルクール』はどうしても危ないスポーツとして認知されてしまうんですが、自分のレベルに合わせて始めることができるので危険ではなく、身体の使い方を理解し、失敗する可能性も考えもしもの時に対応できるように想像したり普段から受け身などの動きを練習するので、実は体育が苦手だったり体操未経験の人でも気軽に楽しめるスポーツです。




イメージを払拭する為に女性のための『パルクール』の普及活動し始める


僕(Kakoi)
実際に体験してみると考えが変わりそうですね。パルクールは女性のプレイする人が少ないそうですが、どう思いますか?

泉ひかりちゃん
い。女性の実践者はかなり少ないです。女性のパルクールに対するイメージの中には、危ない、汚れる、などマイナスなイメージが多く、女性が少ないので一般で開催される練習会に参加しづらいと思って足踏みしている方も少なからずいるみたいです。でも、最近そのイメージを払拭し、初心者の女性でも楽しくパルクールをプレイできるようにJPWC(Japan Parkour Woman Community)という団体を昨年8月に立ち上げましたので、女性の方で始めてみたいという方は気軽にホームページに遊びに来てください。



僕(Kakoi)
数少ない女性の実践者なのに普及活動までしているなんて本当にすごいと思います。


急速にパルクールが広まるきっかけになった『忍者女子高生のサントリーCCレモン』CMのオファーが来た時



[ ※パルクールが広まるきっかけなった当時出演したサントリーのCCレモンのCM ]


僕(Kakoi)
ひかりさんは上のYoutubeのCCレモン忍者女子高生の動画で世間一般に知られるようになりましたが、最初その仕事のオファーがきた時のことを教えてもらってもいいですか?

泉ひかりちゃん
忍者女子高生のオファーを頂いた時は、まだパルクールを始めて2年ぐらいの時で、正直パルクールで仕事なんて考えてもいなかったし、自分にそれがこなせるのかとても不安でしたが、パルクール歴が長くて大会にも出ている女性トレーサーの方と一緒に仕事ができるということで、本当にめったに無いチャンスだと思い仕事を受けさせていただきました。

僕(Kakoi)
貴重なチャンスを逃さない姿勢は素晴らしいと思います。結果として、その動画が一ヶ月で600万再生を超える人気動画になりTwitterやFacebookで大きく拡散されました、その当時はこの大ヒットを受けてどのように思いましたか?

泉ひかりちゃん
私自身その動画がこんなに再生されるとは想像もしていなかったので、本当に驚きました。周りの友達から「テレビに写っているよ!」とか、自分のTwitterのタイムラインで拡散されているのが目で見えて、かなり恥ずかしかったです。また、多くの人に女性がパルクールをしている様子が見ていただけて、仕事のオファーが増えたりしました。あと、個人的に一番嬉しかったのは地元大阪の練習会に自分の動画をみてパルクールを興味を持った女性の人が来てくれたことでした。




アメリカに留学のきっかけは海外オートレーサーの人たちとの交流


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僕(Kakoi)
今、Hikariさんはアメリカ・ロサンゼルスでコミュニティカレッジで学生として勉強されていますが、なぜ留学しようと思ったのでしょうか?

泉ひかりちゃん
高校生の時に海外の日本に練習に来たトレーサーと交流する機会があったのですが、当時は全く英語を話すことが出来なかったので「Hello」以外しか話せませんでした。でもアメリカには、日本よりももっと進んでいて、パルクールで生活しているプロの女子トレーサーがたくさんいるので、そういったく人たちと一緒に練習したいと思うようになり、アメリカのカレッジで勉強しながらパルクールをすることを決意しました。



ロサンゼルスは『パルクール』の最高の留学先


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僕(Kakoi)
なぜ数あるアメリカの都市の中からロサンゼルスを選んだのですか?

泉ひかりちゃん
ロサンゼルスには多くのトレーサーが活動しています。また、テンペスト(Tempest)と呼ばれるパルクールのチームが作ったパルクールのための施設があり、そこにRed Bull主催のArt of Motionというパルクールの大会で何度も女性の世界チャンピオンになっている人が所属しているんです。このようにロサンゼルスはパルクールをやるのに一番理想的な場所なので留学先をロスに決めました。




留学先の学校ではパルクールと結びつきが強い『映像アート』を学ぶ日々


僕(Kakoi)
現在は半年ほど留学生活が経ったそうですが、専攻などは決まりましたか?またパルクールはどのように取り組んでいるのでしょうか?

泉ひかりちゃん
私の専攻はメディア・アート(Media Art)です。 選んだ理由はパルクールが映像アートと強く結びついていて、将来パルクールに関わる仕事をする際に役立つと思ったから。ESLを終えたので、今度の秋セメスターから専攻の授業を沢山取れるので楽しみでワクワクしています(笑)

学校の後は、『パルクール』のミートアップに参加し人脈を広げながら練習に励む日々


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僕(Kakoi)
現在は半年ほど留学生活が経ったそうですが、どのようにして学校とパルクールを両立させていますか?


泉ひかりちゃん
一番の優先順位はカレッジの勉強なのですが、学校が終わるとPKLA(Parkour Los Angeles)というコミュニティが開催しているパルクールのミートアップ(交流会)に参加したり、公園に行って自主練したりしてガッツリ練習していす。また、ミートアップで知りあったトレーサーの友達と集まって練習しています。

僕(Kakoi)
パルクールの現地ミートアップ(交流会)に最初、ひとりで参加するのは怖くなかったですか?

泉ひかりちゃん
最初は誰も知らない場所だし、男の人ばかりだったのでかなり緊張しました。アメリカに来て3ヶ月の時に初めて参加したのですが、思うように自分の言いたいことを英語で喋れなくてクソーって思いました。(笑)でも、最近は慣れてきたので雑談もできるようになったし、練習のことに関することは結構喋れるようになりました。多くの人と練習する機会も増えてきたので、見たことない技を沢山見てみたいし、たくさん吸収していきたいです!




今後の目標は、学校を卒業してパルクールに関わる仕事をしたい



僕(Kakoi)
ミートアップに一人で参加することのように、留学においてもHikariさんの興味のある様々なことに自ら飛び込んでいく姿勢は本当に大切だと思います。現時点でHikariさんは留学生活そしてその後の目標などはありますか?


泉ひかりちゃん
まずは、しっかりパルクールと両立しながらメディアアート専攻で卒業することです。その後はOPTなどを利用してアメリカでメディアアート関連の仕事をしてみたいです。また、パルクールの指導者資格の取れるオーストラリアに行ったり、世界中の様々な場所に行ってみたいです。 日本で仕事をするときにはパルクールに関わる仕事がしたいです。また、パルクールに興味をもった人や、パルクールを趣味としている人達が、気軽に練習できるパルクールの施設や環境を日本に作りたいです。

いろんなスポーツが集まる国『アメリカ』の魅力


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僕(Kakoi)
最後に、正規留学しているHikariさんが感じるアメリカの魅力について教えて下さい。

泉ひかりちゃん
アメリカの魅力は沢山あるんですけど、やっぱり自由なところだと思います。街中でよく見かけるスケボーやパルクールなどのストリートスポーツや、いろんなところで見れるウォールアートなど日本には無い魅力ですね。 カレッジに学生として留学しているので勉強が大変ですが、このロサンゼルスの地のおかげでパルクールもしっかりと活動することできます。素敵な場所です!

僕(Kakoi)
正規留学といえば勉強ばかりで忙しいイメージがありがちですが、Hikariさんのように勉強以外のことにも力を入れる留学のスタイルもあることが知れてとても新鮮でした。今日はありがとうございました!これからも勉強とパルクール頑張ってください!

泉ひかりちゃん
こちらこそありがとうございました!


インタビュー後記:
今回僕が泉ひかりさんとのインタビューを通して思ったのは、好奇心が旺盛で興味を抱いたことに対してどんどん挑戦していく人だということ。そしてパルクールの話をしている時の彼女の顔は真剣ながらも目が輝いていて、本当にパルクールが好きなのが伝わりました。正規留学との両立で大変なのに、どんどんパルクールの練習会に参加していくことができるのは、彼女自身がしっかり自分の「好きなこと・学びたいこと」を理解して進む道を決めているからでしょう。これからのHikariさんの活躍に期待です!


これを書いた人
Kakoi
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