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超人気 コーヒーブログから、本出版へ。アメリカで活躍するRyokoさんにインタビュー!!

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  「まさかこうなるとは」

そう言っていた、アメリカを中心に世界中からアクセスがある超人気サイト「I love Coffee」の運営者、本の著者でもある Ryoko さんのインタビューの第一声が印象的だった。

 

Ryokoさん


現在は大人気ブログ「I love Coffee」の運営者、さらに同ブログがアメリカで出版されPublished AuthorとなったRyoko Iwataさんは元々日本語教育に従事していた。
アメリカはコロラドの大学で東アジア言語教育学部で修士課程修了、1年ほどコミュニティ・カレッジでインストラクターとして教鞭を取っていた経歴を持つ。(写真左 Ryokoさん)
「(教員時代は)自分で全部やるのでボスがいない。人と話すのが好きだからまさか1人で仕事をすることになるなんて思ってもいなかった」

そして更に、元外務省勤務であるということ、そしてその経緯がまた面白い。

Ryokoさんはアメリカのドラマ「クリミナル・マインド(Criminal Minds)」の大ファンで、FBI勤務を夢見て調べてみたところアメリカ市民権を持たねば応募資格がないことを知る。そこで彼女は発想の転換をする、

「じゃあ日本だったら何が一番近いかな? 外務省かな?」

と考え調べてみたところ、たまたま外務省が日本語教育の専門家を募集していることを知り、すぐに応募して見事入省。米国で日本語教育を推奨するために奮闘されていたそうだ。

Ryokoさん自身の大人気のブログ  “I love Coffee” を始めたきっかけも特別コーヒーが好きだった訳ではなく、むしろお茶のほうが好きでコーヒーは苦手だったそう。じゃあなぜ?! と思ってしまうところだが、そこがまたRyokoさんの逆転の発想の賜物。シアトル在住時代に、コーヒーのメッカシアトルにせっかくいるのだからコーヒーのことを知ってみようと、「なんでかな?」とコーヒーにまつわる逸話を調べ始めたことが  I love Coffee 始動のきっかけ。探求心からコーヒー本を出版するまでに極めてしまったRyokoさんなのだ。

「(コーヒーの味が)最初は微妙だったけど飲んでいるうちに…」

とまさに「まさかこうなるとは」の連続だ。

 
日本よりもアメリカで大ヒットした人気ブログ “ I Love Coffee
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1日でサイトに18万のアクセスがあった日でも日本からのアクセスは300しかなかったというRyokoさんのお話からも伺えるが、サイトへのアクセスは圧倒的に英語圏からで、1番はアメリカ、オーストラリアからのアクセスも多いそうだ。

元々は日本語で情報発信をすることを目的とし英語版を並行して進めていたのが今では完全に英語版がメインになり、日本人からの問い合わせ・ファンメールはサイト発足から約3年で4回ほどしか受け取ったことがないという。

アクセスの集まる人気サイトになったことで、毎日閲覧者からメッセージが届くそう。「コーヒーのサンプルを送るから宣伝してほしい」「コーヒーを注文したいのだけど、カードで支払いできるか?」等々あれっ? ちょっと違うんだけどなー的なメールも時々あるそうで、本当に多様な人々から注目されていることが伺える。

 
人気ブログから本の出版へ。“Coffee Gives Me Superpowers
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ここでもまたRyokoさんの「まさかこうなるとは」ストーリー。
Ryokoさんの本を出版した出版社はスヌーピー等のカートゥーンを得意とするアメリカの会社で、彼女はそこで勤める方と以前から顔見知りで出版に至った。

「(本の出版が)偶然的に起きてあまり実感がない。出版を目指してやってきたわけじゃないから」

と語る彼女だが、やはり実際にサイトを見て本を買ってくれたファンの方にサイン会で直接会うとやっていてよかったなぁと実感が湧くとのこと。「ネットの世界だから。本当は毎日アクセスが2万、3万あるということはすごいことなのに、数字だからね」自分がどれだけすごいことをしているのかの実感がないという。本当に何かを極めて、打ち込んで、楽しんでやっている人は、その結果を必要以上に誇らしく思うことなく、謙虚であるものなのかもしれない。

アメリカで仕事をして生きるということ

アメリカ人にこんなに受け入れられるものをつくった彼女はやはりアメリカ好きなのか? 今後の展望は? アメリカで出版までするってすごいけど、アメリカで生きて仕事をするってどういうことなのかRyokoさんのストーリーを聞いてみる。

アメリカ在住約8年になるRyokoさんにとってのアメリカとは、必然的に自分を強くした国:

「やることをやっていれば認められる国。遊んでいても、見た目・服装などで判断されるのではなくやることをやっていれば認められる国かな…自分を主張していかなきゃやっていけないよ。この国で強くなりきれない人は….」

そう、強くなりきれなきゃサバイブできないかもしれない、ということだ。

アメリカという国は、各種手続きや仕事上などのやり取りで、最初はムリそうと思っても言ってみればできることもある。良くも悪くもフレキシブルa.k.aいい加減。そこがアメリカの好きなところでもあり、うぇっ? と思うところでもあるとRyokoさんは語る:

「妙に強くならなきゃいけなくて、やらなきゃいけなくて、やれるようになっていく」

そうなんですよね~。

「いや、だって誰も助けてくれないから。強くならなきゃやっていけない」

いや、マジでそうなんですよね。自分のことは自分で守らなければならない。日本でも同じだろうが、アメリカは特に、だ。「いや、だって誰も助けてくれないから」というRyokoさんの言葉が妙にリアルに私の心に響いた。自分のこころの声、探求心に導かれるままに行動で未来を紡いでいく自立したいい女、それが初めて会った彼女から受けた印象だ。

アメリカにいることに特別こだわってはいないというRyokoさん。自分の足で歩く人は、どこか特定の場所にこだわるというよりも、自分が何をやるか、そしてやりたいこと、やっていることに合う場所に必然的に到達するのかな、とふっと想った。

WHY? ちょっとやってみよ! 見てみよう! 調べてみよう! が浮かんだらすぐに行動すると「まさかこうなるとは」と、思ってもいなかった世界が開けていくのだということをRyokoさんのストーリーを聞いて実感した。

好きなことを探求心をもって極めていけば、絶対にどこかにたどり着くのだと。

何かに打ち込むとそれを認めてくれる人が何人かは絶対にいて、「まさかこうなるとは」と思う世界を見せてくれるのじゃないかと。

そんな彼女の座右の銘は “ Where there is a will, there is a way ( 意志あるところに道あり )”

今回ライフストーリーを私達にシェアしてくれたRyokoさんはまさにその言葉の体現者。

人生ってマジ面白い。

Ryokoさん、ありがとうございました!

Ryokoさんの本「 Coffee Gives Me Superpowers 」は こちら: Ryokoさんにサインをもらいましたー♥!!!

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Ryokoさん


現在は大人気ブログ「I love Coffee」の運営者、さらに同ブログがアメリカで出版されPublished AuthorとなったRyoko Iwataさんは元々日本語教育に従事していた。
アメリカはコロラドの大学で東アジア言語教育学部で修士課程修了、1年ほどコミュニティ・カレッジでインストラクターとして教鞭を取っていた経歴を持つ。
これを書いた人
yukos
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